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出版者情報
石の考古学
発行:吉川弘文館
四六判
254ページ
定価
2,200円+税
- 初版年月日
- 2023年5月1日
- 書店発売日
- 2023年4月28日
- 登録日
- 2023年2月15日
- 最終更新日
- 2023年4月29日
紹介
日本各地で採石され古墳の石室や石棺などに使われた石材を比較し、地域性や社会状況を究明。中世寺院の石塔や石燈籠、五輪塔を製作した石工集団や石材の流通も分析。瑪瑙や翡翠などの玉にもふれ、古代日本の謎に迫る。
目次
序章 考古学と岩石/石をみる(石の種類について/「美しい石」と「役立たずの石」/顔くらべと石づらくらべ/水銀鉱石の比較/白石/石の産地推定/石と玉/石材と石種/山田寺の石燈籠)/石から考える(古墳の石と榛原石/中世の石造物/現代の石切場/石工と石造物/石工集団/石材の流通)/石からみた古墳の造営(箸墓と大坂山の石/使用傾向がある竪穴式石室の石/西求女塚古墳の石材と被葬者/石から解く邪馬台国/葛城の古墳の石が語るもの/墳丘の葺石)/石棺の石(二上山系の石材/採石場跡の様子と石棺/播磨系の石材/紀ノ川・沼島系の石材/摂津西部の石材/讃岐系の石材/肥後系の石材/狭山池の石棺)/終末期古墳の石材(終末期古墳の石室の形による区分/王家の谷と鉢伏山/鳥谷口古墳/久米の岩橋/佐保の石漕/薄葬令を無視した古墳)以下細目略/石が語る豪族の権力/寺院の石と石棺の石/宮殿と苑池の石/石をみるとき/補論
上記内容は本書刊行時のものです。