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出版者情報
海の武士団
水軍と海賊のあいだ
発行:吉川弘文館
四六判
240ページ
定価
2,200円+税
- 初版年月日
- 2021年12月1日
- 書店発売日
- 2021年11月20日
- 登録日
- 2021年9月30日
- 最終更新日
- 2021年11月27日
紹介
中世日本の浦々には、海賊・水軍などと呼ばれナワバリを生活基盤とする〈海の勢力〉が存在した。彼らは武士の世でいかなる存在だったのか。武家政権に重用されるも、戦国乱世に巻き込まれ、やがて姿を消すまでを描く。
目次
プロローグ 波の上から/港と武力と徳政(暴力の港〈不運な「唐船」/寄船慣行/港で積み荷が濡れたら/妥協の方法/津料は関税か?/ナワバリと上乗/ヒラヒラ/ローカル・リスペクト/ローカルとビジター/国質とは/分国法の配列/ヨソモノへのアレルギー/ヨソモノの対処/〈海の勢力〉とヨソモノ〉/政治権力と関〈関の乱立/経済関論と初穂論/港の光景①東の和賀江島/港の光景②西の兵庫津/津料の二類型と徴収担当者/ローカルとビジターへ/津料は拒否できるか〉以下細目略/そして徳政)/ナワバリを越えて(北条氏権力の置き土産/〈海の勢力〉と手を結ぶ室町幕府/癒着の温床/室町幕府と〈海の勢力〉の編成)/冬の時代へ(戦国大名と他国者/廻船衆の台頭/織田信長と〈海の勢力〉/秀吉海賊停止令の読み方)/エピローグ 旅立ちの海/補論
上記内容は本書刊行時のものです。