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出版者情報
疫病の古代史
巻次:573
天災、人災、そして
発行:吉川弘文館
四六判
216ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2023年8月1日
- 書店発売日
- 2023年7月24日
- 登録日
- 2023年5月12日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
書評掲載情報
2023-09-02 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2023-09-02 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
疫病の流行により多くの人命が失われた古代。それは単なる自然災害だったのか。藤原四兄弟が全滅した天平の大流行をはじめ、奈良・平安の都を繰り返し襲った事例を読み解くと、都市環境、食料生産体制、文化や倫理など、当時の社会の構造的問題がみえてくる。疫病対策や死者数の実態に触れつつ、ヒト社会の「隣人」ともいうべき疫病の姿に迫る。
目次
疫病から古代の社会を考える―プロローグ/疫病へのまなざしと二つの大疫病(疫病という概念〈疫病とは何か/疫病の原因いろいろ/疫病の語釈と定義/歴史に残る疫病/疫病報告制度/報告制度の後退/疫病観測手段の変化〉以下細目略/奈良時代の大疫病/平安時代の大疫病/大疫病の共通点)/古代疫病流行の仕組み(都と疫病/疫病と農業/信仰と感染の観念)/疫病の時代相と人々の向き合い方(奈良時代の疫病/桓武朝の転機―疫癘間発/古代における疫病対策)/人間社会と疫病の姿―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。