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出版者情報
源頼家とその時代
巻次:571
二代目鎌倉殿と宿老たち
発行:吉川弘文館
四六判
288ページ
定価
1,900円+税
- 初版年月日
- 2023年6月1日
- 書店発売日
- 2023年5月24日
- 登録日
- 2023年3月1日
- 最終更新日
- 2023年5月24日
紹介
源頼朝の後を継いだ二代目鎌倉殿頼家。北条氏に実権を握られ、遊興に耽る「暗君」像が、近年見直されつつある。『吾妻鏡』を掘り下げ、文書史料も駆使して、比企氏をはじめ宿老や近習との関係、「十三人の合議制」の位置付け、訴訟対応、梶原景時の排斥、蹴鞠など、「失政」や「愚行」とされた挿話にも触れながら、頼家の実像とその時代に迫る。
目次
「暗君」の時代に切り込む―プロローグ/東国の「王」の後継者(頼家誕生の描かれ方/若君誕生と東国社会/後継者へのみちすじ)/頼家をとりまく人々(比企氏とそのネットワーク/外戚北条氏の立場/近習と宿老)/頼家政権を読みなおす(鎌倉殿の継承/「十三人の合議制」と政所・問注所/頼家の訴訟対応/頼家の政治的方向性)/騒動と世代交代(頼家と景盛/梶原景時の排斥/景時の滅亡と地方勢力)/頼家をめぐる芸能と文化(鎌倉の蹴鞠文化/武家の首長の「芸能」―武芸と狩猟/寺社・宗教者との交流)/政権の終末(不穏な気配/比企氏滅亡と頼家の退場)/血統を継ぐもの―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。