版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
外来植物が変えた江戸時代 佐野 静代(著/文) - 吉川弘文館
..
【利用不可】

外来植物が変えた江戸時代 (ガイライショクブツガカエタエドジダイ) 巻次:529 里湖・里海の資源と都市消費 (サトウミサトウミノシゲントトシショウヒ)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:吉川弘文館
四六判
240ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-642-05929-9   COPY
ISBN 13
9784642059299   COPY
ISBN 10h
4-642-05929-6   COPY
ISBN 10
4642059296   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C0320  
0:一般 3:全集・双書 20:歴史総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年8月1日
書店発売日
登録日
2021年5月27日
最終更新日
2021年7月17日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

人間活動を含んだ水辺の生態系を里湖(さとうみ)・里海(さとうみ)と呼ぶ。そこで採られた水産肥料の主な対象は、木綿やサトウキビなど近世の外来植物だった。伝統的生業により形成された「在来型の自然」として語られてきた水辺に、人びとはいかにかかわり、生態系はどう変化したのか。山地の環境変化や都市の消費需要も視野に、「人の手の加わった自然」の実像に迫る。

目次

「人の手の加わった自然」と里湖・里海―プロローグ/琵琶湖における「里湖」の生態系と都市消費(水生植物と里湖の生態系/里湖と商品作物の移入/山地荒廃の里湖への影響/里湖と都市の消費需要)/「里湖」としての潟湖と商品作物(八郎潟の肥料藻利用とコアマモ/浜名湖の藻草と商品作物)/内海の「里海」と外来植物(「里海」としての三河湾/瀬戸内海の肥料藻利用と環境変化)/肥料藻と国際商品(里海とナマコの国際貿易/木綿・生糸・砂糖の輸入代替と肥料藻)/サンゴ礁の「里海」の成立(奄美へのサトウキビ・サツマイモの導入/サトウキビと里海の水産肥料/サンゴ礁の里海の資源利用)/里湖・里海から見える未来―エピローグ

著者プロフィール

佐野 静代  (サノ シズヨ)  (著/文

1968年、京都市生まれ。1991年、大阪大学文学部日本学科卒業。1995年、奈良女子大学大学院人間文化研究科博士課程中途退学。滋賀大学准教授を経て、現在、同志社大学文学部教授。博士(文学)。 ※2021年8月現在
【主要編著書】『中近世の村落と水辺の環境史』(吉川弘文館、2008年)、「琵琶湖岸村落の「文化的景観」の全体構造―滋賀県高島市針江地区の「里湖」と「里川」―」(水野章二編『琵琶湖と人の環境史』、岩田書院、2011年)、『中近世の生業と里湖の環境史』(吉川弘文館、2017年)

上記内容は本書刊行時のものです。