版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
アクセサリーの考古学 高田 貫太(著/文) - 吉川弘文館
..
【利用不可】

アクセサリーの考古学 (アクセサリーノコウコガク) 巻次:522 倭と古代朝鮮の交渉史 (ワトコダイチョウセンノコウショウシ)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:吉川弘文館
四六判
288ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-642-05922-0   COPY
ISBN 13
9784642059220   COPY
ISBN 10h
4-642-05922-9   COPY
ISBN 10
4642059229   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C0320  
0:一般 3:全集・双書 20:歴史総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年5月1日
書店発売日
登録日
2021年2月25日
最終更新日
2021年4月28日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2021-06-19 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 譽田亜紀子(土偶女子で文筆家)
MORE
LESS

紹介

古墳時代のさなか、日本列島では冠・耳飾り・飾り帯など貴金属のアクセサリーが流行した。新羅・百済・加耶など朝鮮半島の様々な社会から古代日本の倭へ贈られた品々には、いかなる意図が込められていたのか。発掘されたアクセサリーを紹介しながら、海を越える個人や集団の細やかなつながりや、それらを身に着けた人びとの群像を生き生きと描く。

目次

アクセサリーから読み解く―プロローグ

新羅・百済・大加耶のアクセサリー入門
 垂飾付耳飾り―基本のアイテム〈新羅/百済/大加耶〉
 冠―権威の象徴〈新羅/百済/大加耶〉
 飾り帯―有力者の間でひろまる〈新羅/百済/大加耶〉
 飾り履―儀礼と死者のために
 首飾り、腕輪、指輪―多彩な装い
 アクセサリーが演出するもの

社会をつなぐ―四世紀後半~五世紀前半
 倭の金銀アクセサリーのさきがけ
 新羅と倭の兄弟龍
 新羅から倭へ派遣された高位の人物か
 大加耶の耳飾りに魅せられた人びと
 百済と倭をつなぐ
 倭系古墳に副葬された百済の冠帽と飾り履

交流と葛藤を演出する―五世紀後半
 高句麗の進攻をしめす
 新羅と加耶のはざまで
 新羅と北部九州をつなぐ
 倭のトレンドアクセサリー
 倭王権の外交の一翼を担って
 大加耶と百済のはざまで

緊迫した情勢の中で―六世紀
 キャスティングボードをにぎる
 百済と倭の蜜月な関係をしめす
 贈ったのは百済か新羅か
 朝鮮半島の前方後円墳から出土した「倭」の冠
 大加耶と新羅のひとときの交流
 耳飾りからみた「磐井の乱」
 沖ノ島に奉献された新羅の指輪
 百済と倭の官人が身に着けた耳飾り

アクセサリーがつむぐ―エピローグ

著者プロフィール

高田 貫太  (タカタ カンタ)  (著/文

1975年、福島県生まれ。99年、岡山大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。2005年、大韓民国慶北大学校考古人類学科博士課程修了。現在、国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授、文学博士 ※2021年4月現在
【主要編著書】『古墳時代の日朝関係―新羅・百済・大加耶と倭の交渉史―』(吉川弘文館、2014年)、『海の向こうから見た倭国』(講談社、2017年)、『「異形」の古墳 朝鮮半島の前方後円墳』(KADOKAWA、2019年)

上記内容は本書刊行時のものです。