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出版者情報
難民たちの日中戦争
巻次:509
戦火に奪われた日常
発行:吉川弘文館
四六判
272ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2020年10月1日
- 書店発売日
- 2020年9月17日
- 登録日
- 2020年7月23日
- 最終更新日
- 2020年10月31日
紹介
日中戦争の全面化は、中国大陸で戦禍を逃れて流浪する厖大な戦争難民を生んだ。数千万に及ぶ難民は、戦争といかに関わったのか。新資料を駆使しつつ、日本軍の戦面拡大にともなって生まれた難民の動向や、都市爆撃が戦争の展開にもたらした影響を探る。国民政府と中国共産党の難民救済対策も検討し、これまでの〈日中戦争史〉に一石を投じる。
目次
かえりみられなかった戦争難民―プロローグ/日中全面戦争と華北難民(日中戦争の全面化/宣撫班と難民/華北の治安戦と難民)/華中の戦場と難民(上海事変から南京侵攻へ/南京から徐州へ/武漢作戦と難民)/空爆と難民(広東空爆の衝撃/都市爆撃の拡大と日米通商航海条約破棄/東亜新秩序の脈略)/難民救済(国民政府の難民救済/中国共産党の難民救済/河南難民をめぐる構図)/アジア太平洋戦争期の難民(華中作戦下の難民/ドウリットル空襲と浙贛作戦/大陸打通作戦と難民)/難民問題の波紋(村落をめぐる攻防/北支那特別警備隊と民兵/日中戦争終結のシナリオ)/戦争の拡大と奪われた日常―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。