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出版者情報
六国史以前
巻次:502
日本書紀への道のり
発行:吉川弘文館
四六判
284ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2020年7月1日
- 書店発売日
- 2020年6月19日
- 登録日
- 2020年4月29日
- 最終更新日
- 2020年8月21日
紹介
日本古代史の基本史料として絶対的な古事記と日本書紀。だが、古代には?記紀?以外にも数多くの史書が存在した。帝紀・旧辞、天皇記・国記、上宮記など、いまでは本文がほとんど伝来していない史書をとりあげ、周辺の諸史料や政治過程からその実態に迫る。史書としての古事記を批判し、「六国史」以前の豊かな古代史書の世界へと誘う注目の書。
目次
「記紀」以外の古代史書―プロローグ/帝紀・旧辞と倭王権―五・六世紀の史書(帝紀・旧辞と津田左右吉/帝紀の関連史料/帝紀の文字化/雄略朝という時代/旧辞の内容と構造/倭王権と帝紀・旧辞)/推古朝の国政と天皇記・国記―七世紀初めの史書(天皇記と国記の史料/「臣連伴造国造百八十部并て公民等の本記」の考察/王統譜としての天皇記/氏族系譜としての国記/推古朝の内外情勢)/上宮王家の『上宮記』―七世紀前半の史書(『上宮記』の逸文/『上宮記』と記・紀の関係/『上宮記』の関連史料/舒明朝の政治情勢/上宮家の滅亡と『上宮記』)/『古事記』の政治史―七世紀後半の史書(『古事記』へのスタンス/『古事記』序文と天武一〇年紀/「記紀」は両立するか?/序文と本文の関係/『古事記』の系譜記事/古代の音韻と読書環境/〝偽書〟の作り方/『古事記』と天皇記・蘇我氏/『古事記』の創出)/そして『日本書紀』へ―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。