..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
神仏と中世人
巻次:491
宗教をめぐるホンネとタテマエ
発行:吉川弘文館
四六判
224ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2019年12月1日
- 書店発売日
- 2019年11月18日
- 登録日
- 2019年11月8日
- 最終更新日
- 2019年11月20日
書評掲載情報
2020-01-19 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
MORE | |
LESS |
紹介
中世人は富や健康、呪咀の願望成就を求め、寺社は期待に応えて祈りを提供した。人々は神仏にいかに依存し、どう利用したか。社会に広がる祈りにまつわる情報網、僧侶による宗教暴力の正当化、民衆支配のための政治と宗教の連動などを探り、祈り観にみる世俗と宗教界のズレや、人々と神仏の関係を解明。現代の「無宗教」を考える手掛りを提示する。
目次
現世利益を願う―プロローグ/中世人の祈り(「富と寿」のために〈無病息災の祈り/病気になったら祈る/僧侶に頼むか、自分で祈るか/○○が叶ったら…/神仏への奉仕が大切/富を求める祈り/出世を願う/豊作の祈りは富の祈り/農業の敵を祈りで退治〉以下細目略/彗星を消す祈り/祈りのデータベース)/中世人と神仏のパワーバランス(恐るべき神仏/形式的に神仏の罰を恐れる/生活と宗教の衝突)/正当性を得るために(万人のために祈る/遠い祈り、近い祈り)/祈りとは何か―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。