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出版者情報
よみがえる古代山城
国際戦争と防衛ライン
発行:吉川弘文館
四六判
224ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2016年12月20日
- 登録日
- 2016年11月11日
- 最終更新日
- 2016年12月2日
書評掲載情報
2017-02-26 |
読売新聞
朝刊 評者: 清水克行(日本史学者、明治大学教授) |
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紹介
中国大陸の諸勢力からの侵略を何度も受けた朝鮮半島にルーツを持つ日本の古代山城(さんじょう)。北部九州から瀬戸内に集中して築かれ、一見大陸からの防衛ラインをなしているが機能したのか疑問点も多い。史書など記録に残る「朝鮮式山城」に対し、記録に残っていない謎の遺跡「神籠石(こうごいし)系山城」を中心に考古学から実態に迫り、新たな古代山城の姿を描き出す。
目次
古代山城とは何か―プロローグ/古代山城の性格と年代をめぐって(どういう遺跡か―古代山城を歩く/神籠石論争顛末記/発掘調査と山城説/古代山城ブームの時代/混迷する古代山城論)/古代山城研究最前線(阿志岐山城の発見/鬼ノ城の発掘/大野城での列石確認/大倉庫群の謎/見せる山城/韓国における城郭研究の進展/古代山城研究はどこへ向かうのか)/東アジアの争乱と古代山城(白村江の戦いと古代山城/羅唐戦争と東アジア情勢の推移/天武・持統朝と古代山城/奈良時代以降の古代山城/古代山城の終焉)/伝説となる古代山城―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。