..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
『小右記』と王朝時代
発行:吉川弘文館
A5判
240ページ
定価
3,800円+税
- 初版年月日
- 2023年5月1日
- 書店発売日
- 2023年4月28日
- 登録日
- 2023年2月15日
- 最終更新日
- 2023年4月29日
紹介
摂関期の右大臣藤原実資の日記で、当時の政務・儀式が子細に記された『小右記』。その成立や中世以降の来歴など史料的性格を解明し、実資の事績、道長や天皇との人間関係から「賢人右府」の知られざる人間像を探る。さらに政務の運営や貴族の交際など社会の諸側面を考察。古代史研究の第一級史料と記主実資に多様な視点から迫り、新たな評価を見いだす。
目次
はじめに…倉本一宏/『小右記』について(『小右記』の記録状況…倉本一宏/写本の再調査による大日本古記録本『小右記』の補訂…小倉慈司/『小右記』における記録・典籍類の引用方法…重田香澄/『小右記』と説話・言談とのあいだ―『小右記』の流布状況を手がかりに…加藤友康/『小右記』の伝来・伝播と中世文化…松薗 斉)/藤原実資について(公卿から「愛子」を「附属」される実資…下向井龍彦/「黒い実資」論…森 公章/実資とキサキ―養母能子・妻婉子女王・賢后彰子たち…服藤早苗)/『小右記』からみた摂関期(『小右記』にみえる政務の一事例…告井幸男/『小右記』にみえる立后儀礼―穏座の成立…東海林亜矢子/『小右記』における貴族の行動圏…久葉智代/『小右記』にみえる災異記録…龔 婷/『小右記』にみえる唐物…堀井佳代子)/おわりに…加藤友康
上記内容は本書刊行時のものです。