..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
近世庶民社会論
生老死・「家」・性差
発行:吉川弘文館
A5判
344ページ
定価
9,500円+税
- 初版年月日
- 2022年12月10日
- 書店発売日
- 2022年12月1日
- 登録日
- 2022年9月23日
- 最終更新日
- 2022年11月30日
紹介
近世の村と町に暮らしたさまざまな人々を対象に、その生と死をめぐる諸事象と諸問題を考察。「家」制度と身分制度の特質、この時代特有のジェンダー構造、現世と来世を通じたライフサイクル観とライフコースなど、多様な視点から近世社会全体と国家についてアプローチを試みる。「ライフサイエンスとしての歴史学」の構築を目指す二部作の第一弾。
目次
序章 研究視角・主題と本書の構成・概要/百姓身分と「家」―近世百姓の歴史的位置と身分秩序(近世「百姓」身分の歴史的位置と特質/小経営農民の「家」と近世的「村」共同体の成立/「家」制度と身分・職能の再生産・移動の構造/おわりに―ジェンダーからみる百姓身分と「家」)/百姓・町人の「家」と共同体―モラル・エコノミーと生老死・性差の視座から(近世の「家」・共同体とモラル・エコノミー/家長・女性と「家」・共同体/子ども・老人・死と「家」・共同体)/老いていかに生きるか―下野の老農「田村吉茂」と仙台藩儒学者「芦東山」(田村吉茂の生き方と思想―農業への専心と「極楽隠居」の思想/芦東山の生き方と思想―儒者としての信念と執念)/生死と葬祭・服喪・墓制にみる近世社会(生と死/葬祭・服喪と墓制)
上記内容は本書刊行時のものです。