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出版者情報
戦前期日本のポスター
広告宣伝と美術の間で揺れた50年
発行:吉川弘文館
A5判
308ページ
定価
4,500円+税
- 初版年月日
- 2023年4月10日
- 書店発売日
- 2023年4月4日
- 登録日
- 2022年12月13日
- 最終更新日
- 2023年4月5日
書評掲載情報
2023-05-20 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
19世紀末、浮世絵の伝統を継承しつつ西洋式印刷術を取り入れて登場した日本のポスターは、女性を主題にした商業用から戦時期のプロパガンダ用へと多様な展開を見せていく。敗戦までの50年間に製作された作品の考察と検証を行い、絵画や写真の影響、主題の変化、図案家や画家との関わりなどを解明。「美術」の枠組みの中に位置づける初めての書。
目次
プロローグ 日本近代美術の中のポスター/日本における「ポスター」の登場(「ポスター」という言葉〈現代日本におけるポスターと本書における定義/ポスターの物理的な流入と言葉としての定着/さまざまなポスターの存在とポスターへの収斂〉以下細目略/日本製ポスターの源流を求めて―絵美羅・引札・絵暦・錦絵/「ポスター」という新しい存在の出現と普及)/美人画ポスターという存在(美人画ポスターとは何か、そしてその系譜/美人画ポスターの確立と人気/美人画ポスター以外のポスター)/戦争とポスター(プロパガンダ・ポスターの登場/プロパガンダ・ポスターに見られるデザイン的傾向/プロパガンダ・ポスターの担い手)/エピローグ さらなるポスター史研究を目指して
上記内容は本書刊行時のものです。