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明治維新と〈公議〉 伊故海 貴則(著/文) - 吉川弘文館
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明治維新と〈公議〉 (メイジイシントコウギ) 議会・多数決・一致 (ギカイタスウケツイッチ)

歴史・地理
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発行:吉川弘文館
A5判
368ページ
定価 11,000円+税
ISBN
978-4-642-03920-8   COPY
ISBN 13
9784642039208   COPY
ISBN 10h
4-642-03920-1   COPY
ISBN 10
4642039201   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年1月10日
書店発売日
登録日
2022年10月27日
最終更新日
2022年12月20日
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紹介

明治維新という社会変革を画期として、政治的な合意システムが「全会一致」から一人一票の「多数決」へと移行していく。近代の議会制度が導入された地域社会のなかで「公議」概念はどのように変容し、制度として定着していったのか。静岡県各地の事例を丹念に調査・検討し、〈合意形成のあり方の変容〉という切り口からその実態に迫る注目の一冊。

目次

序章 本書の視角と課題/地方行政権力の成立と制度化される「公議」(領主権力の解体と広域の「公議」―「三河国藩集会」を事例に〈藩集会の前提/藩集会の開催〉/議事機関における官民関係と「公議」の実態―韮山県・足柄県を事例に〈韮山県「全国集会」における「公議」形成の構造/足柄県の民会とその特質〉/地方民会と「多数決」の波紋―浜松県を事例に〈「浜松県民会」の成立過程/小区会の実態―「第三大区二十四小区二十五小区連合民会」を事例に〉)/近代社会の形成と「公議」の変容(地租改正と「多数決」の導入―静岡県駿河国地域を事例に〈大区小区制下の地域運営/地価をめぐる「民」の議事とその困難〉以下細目略/近代社会としての「村」の形成―「多数決」の規範化と「共同性」の再構築/「公議輿論」の成立)/終章 〈合意秩序〉の変容としての明治維新

著者プロフィール

伊故海 貴則  (イコミ タカノリ)  (著/文

1992年、静岡県生まれ。2021年、立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員(ポストドクトラルフェロー)、博士(文学)。 ※2022年12月現在
【主要論文】「明治前期地方官の民衆認識と地方経営―幕臣関口隆吉を事例として―」(『日本歴史』822、2016年)、「横井小楠における「議論」と世界認識―道理・武威・一致―」(『明治維新史研究』18、2020年)

上記内容は本書刊行時のものです。