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帝国主義国の軍隊と性 林 博史(著/文) - 吉川弘文館
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【利用不可】

帝国主義国の軍隊と性 (テイコクシュギコクノグンタイトセイ) 売春規制と軍用性的施設 (バイシュンキセイトグンヨウセイテキシセツ)

歴史・地理
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発行:吉川弘文館
四六判
486ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-642-03912-3   COPY
ISBN 13
9784642039123   COPY
ISBN 10h
4-642-03912-0   COPY
ISBN 10
4642039120   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C3022  
3:専門 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年12月20日
書店発売日
登録日
2021年10月28日
最終更新日
2021年12月23日
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書評掲載情報

2022-03-05 朝日新聞  朝刊
評者: 藤原辰史(京都大学准教授・食農思想史)
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紹介

19世紀から20世紀にかけて西欧の帝国主義国家は植民地拡大を進める中、兵士の管理や性病予防のために軍用性的施設を設置していった。英国の事例を中心にフランス・ドイツ・米国などの国家による売春管理政策を比較・分析。軍隊と性についての歴史と問題点を世界史的視座で捉えなおし、日本軍「慰安婦」制度の歴史的な位置づけと特徴に迫る意欲作。

目次

はじめに/売春をめぐる考え方(売春対策の考え方/用語の説明)/英国の売春規制と軍隊(ヴィクトリア時代の英国社会と英軍/英国の国家売春規制―伝染病法)/女性たちの廃止運動(ジョセフィン・バトラーと女性たちの廃止運動/廃止主義者たち/伝染病法の廃止)/英国のインド植民地支配と英軍の性病対策(インド支配と軍隊/インド軍の性病対策)/インドでの売春規制廃止運動(インドへの関心/英政府・インド軍の対応/英インド軍用売春宿の実態/規制廃止へ/規制支持者の反撃)/欧米諸国、インド、英植民地(世紀転換期の変化/欧米諸国の対応の分岐/インド省・政庁と廃止運動、民族運動/各地の英植民地/第一次世界大戦の経験)/第一次世界大戦後の展開(両大戦間期/第二次世界大戦/フランス軍野戦軍用売春宿と韓国の基地村)/終章 今日まで続く課題

著者プロフィール

林 博史  (ハヤシ ヒロフミ)  (著/文

1955年、神戸市に生まれる。1985年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、関東学院大学教授、社会学博士。 ※2021年12月現在
【主な編著書】『沖縄戦 強制された「集団自決」』(吉川弘文館、2009年)『米軍基地の歴史―世界ネットワークの形成と展開』(吉川弘文館、2012年)『暴力と差別としての米軍基地』(かもがわ出版、2014年)、『日本軍「慰安婦」問題の核心』(花伝社、2015年)、『沖縄からの本土爆撃』(吉川弘文館、2018年)

上記内容は本書刊行時のものです。