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近現代の皇室観と消費社会 右田 裕規(著/文) - 吉川弘文館
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近現代の皇室観と消費社会 (キンゲンダイノコウシツカントショウヒシャカイ)

歴史・地理
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発行:吉川弘文館
A5判
276ページ
定価 9,000円+税
ISBN
978-4-642-03897-3   COPY
ISBN 13
9784642038973   COPY
ISBN 10h
4-642-03897-3   COPY
ISBN 10
4642038973   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年11月20日
書店発売日
登録日
2020年9月24日
最終更新日
2020年12月25日
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紹介

戦前・戦後で大きな転換を伴う中、天皇制はいかに大衆の支持を維持してきたか。20世紀日本における皇室を商品としたメディア・祝祭記念品の需用のあり方を検討し、人びとの天皇家に対する認識を考察。天皇制支持構造の分析のみならず、その国民統合の象徴的作用が失効していく様相にも言及し、消費社会化が君主制国家にもたらした影響に迫る。

目次

序章 消費社会のなかの君主制/Ⅰ部 メディアの皇室表象(二〇世紀初期の脱神聖視傾向〈天皇を把捉する語彙/「国体」についての知識の習熟度/神話に対する態度〉/二〇世紀初期の皇室観とメディア〈視覚的複製の商品化/スナップ・ショットの公開/一九二〇年代から三〇年代の皇室写真/皇室記事の世俗化/都市空間でのスター視の拡がり〉以下細目略/補論 村の世界の皇室観/天皇家の「脱政治化」過程)/Ⅱ部 消費される祝祭行事(帝都住人の祝祭体験/君主のスペクタクルの知覚様式/祝祭記念商品の都市購買者像)/Ⅲ部 戦時・戦後の皇室観(戦時期の皇室報道と祝祭体験/戦後の皇室報道と皇室観/「御成婚」ブーム再考)/終章 跋扈する〈消費者〉、消える〈国民〉

著者プロフィール

右田 裕規  (ミギタ ヒロキ)  (著/文

1973年、島根県に生まれる。1998年、京都大学文学部卒業。2004年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、山口大学時間学研究所准教授、博士(文学) ※2020年12月現在
【主要編著書】『天皇制と進化論』(青弓社、2009年)、「ラーメン史を「夜」から読む」(西村大志編『夜食の文化誌』青弓社、2010年)、「近代都市民衆の天皇実写映画の鑑賞体験」(『新しい歴史学のために』294、2019年)

上記内容は本書刊行時のものです。