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音楽家を成長させる「教える技術」~相互に高め合う演奏と教育のアプローチ~ コーネリア・ワトキンス(著/文) - ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
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音楽家を成長させる「教える技術」~相互に高め合う演奏と教育のアプローチ~ (オンガクカヲセイチョウサセルオシエルギジュツ ソウゴニタカメアウエンソウトキョウイクノアプローチ)

趣味・実用
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B5判
304ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-636-97234-4   COPY
ISBN 13
9784636972344   COPY
ISBN 10h
4-636-97234-1   COPY
ISBN 10
4636972341   COPY
出版者記号
636   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年9月23日
最終更新日
2021年12月25日
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紹介

演奏と教育、両方の分野で活躍する2人の著者(ヴァイオリニスト&チェリスト)によって体系化された「教える技術」。楽器・専攻・音楽ジャンルを問わず、すべての音楽家に読んでいただきたい内容です。

教えることは、あなた自身の音楽性を磨き、演奏能力を高めることに繋がる!
アメリカの音楽教育界で、演奏家や指導者から熱狂的な賞賛を受けた革新的なアプローチの詳細が一冊に。

練習方法、課題曲の選び方と与え方、信頼関係の築き方、教室運営、教育哲学……
あらゆる角度から、教育的アプローチを徹底解剖。

目次

[目次]
■はじめに

◇第Ⅰ部 演奏家について

■第1章 音楽性とは何か

「音楽的に優れている」とは、どういうことか?/音楽性は学べるだろうか?/知識によって高められる音楽性/音楽の背景と音楽言語を理解する/人間経験を通して表現力ある演奏を探る

■第2章 聴くこと

聴くことを学ぶ/さまざまな聴き方:客観的、批判的、選択的、主観的/インナーリスニング/音の知覚とほかの感覚

■第3章 テクニック

ユニヴァーサルなアプローチからテクニックを考える/テクニックの身体的特性/テクニックを安定させる身体的要素/楽器音響と発音メカニズム/動きと正確性/テクニックに必要な認知プロセス/音楽家の健康と損傷予防

■第4章 練習

練習しなくてはいけない?/練習の目的/練習のプロセス/最適の練習をするための身体と精神の状態/時間を最大限使う

■第5章 演奏

本番を想定した練習/本番の演奏に関する諸事項/ステージでの存在感/演奏の核にある表現/芸術性を深め、影響力を広げる


◇第II部 教える技術

■第6章 教えるにあたって守るべき原理

■第7章 順序を考える

重要なのは順序/初心者レベルの順序を考える/練習曲、練習曲集、抜粋曲/レッスン期間が異なる場合の順序を考える/順序から逸脱した順序

■第8章 生徒の自立心を養う

「生徒に負担をかけない教え方」の問題/自立した音楽家の基本的なスキル/演奏の準備/自分でレパートリーを選ぶ/プロ意識を高める

■第9章 総合して教える

総合された音楽性/名曲をレパートリーとする意味/理解したことを偉大な教えにするには/総合して教えるための方略/評価する/全体を見る/優先順位を決める:最後のお話

■第10章 あなたの教育哲学

教育哲学を主張するメリット/実際に教えていることを教育哲学の基礎にする/書くという最後の段階


◇第III部 教えるプロとしての音楽家

■第11章 音楽教室を立ち上げる

独立したレッスン室/教室を運営する/そのほかのプライベートレッスン/税金を払う

■第12章 グループ、アンサンブル、クラス授業、そのほかのレッスン

グループレッスン/評価/副科や社会人の学生/特別支援が必要な学生にとって有意義な音楽経験

■第13章 毎日の考察と課題

教師と生徒の関係性/保護者に協力を求める/プロとしての倫理/保護者と良い関係を築く/鏡を見る:自分自身の問題を解決する

■第14章 教えと学びの循環的・相互的作用

学び続けること/共同学習の機会

■結論

補遺
読書案内
訳者あとがき(久保田慶一)
索引

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著者プロフィール

コーネリア・ワトキンス  (コーネリアワトキンス)  (著/文

ハート音楽院卒業後、バーモントを拠点にさまざまな音楽祭や演奏会で室内楽やオーケストラと共演を重ねる。1982年にテキサス州ヒューストンに移り住み、ヒューストン大学で修士号を取得。その後、演奏活動を行うかたわら、ライス大学シェパード音楽院でチェロや教育学について教鞭を執る。2018年より、36年間暮らしたヒューストンを離れてウィスコンシンに移り、ノースウェスタン大学のビーネン音楽院で教育学などを教えるほか、音楽教師を育成するクリニックを開催し、音楽教育組織の委員を務めている。多数の音楽雑誌に寄稿するなど執筆活動も精力的に行い、著書に『Rosindust:Teaching, Learning and Life from a Cellist’s Perspective(ロジンダスト:教え、学び、生きる。チェリストの立場から)』(2008年、未邦訳)がある。本書は2冊目の著書となる。

ローリー・スコット  (ローリースコット)  (著/文

テキサス大学(オースティン)音楽人文学習学部准教授。テキサス大学で博士号(音楽教育)を取得後、州内のオーケストラや室内楽と多数共演するかたわら、中学や高校でユース・オーケストラの指導を行うなど教育にも情熱を注ぐ。代表を務めたテキサス大学弦楽プロジェクトは、アメリカ弦楽指導者協会(ASTA)と全米弦楽プロジェクトコンソーシアム(NSPC)より、2008年の「弦楽プロジェクト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。弦楽クリニックの専門家としても著名で、弦楽器教育や学校教育の分野で活躍している。本書のほか、共著で弦楽器の教本なども執筆している。

久保田慶一  (クボタケイイチ)  (翻訳

東京藝術大学音楽学部、同大学大学院修士課程を修了。芸術学修士(1981年東京藝術大学大学院)、音楽学博士(1999年東京藝術大学大学院)、カウンセリング修士(2006年筑波大学大学院)、経営学修士(2009年首都大学東京大学院)。ドイツ学術交流会の奨学生として、ドイツ連邦共和国のフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授、国立音楽大学教授を経て、現在、東京経済大学客員教授、放送大学講師。

上記内容は本書刊行時のものです。