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音楽家を成長させる「教える技術」~相互に高め合う演奏と教育のアプローチ~
- 書店発売日
- 2022年1月26日
- 登録日
- 2021年9月23日
- 最終更新日
- 2021年12月25日
紹介
演奏と教育、両方の分野で活躍する2人の著者(ヴァイオリニスト&チェリスト)によって体系化された「教える技術」。楽器・専攻・音楽ジャンルを問わず、すべての音楽家に読んでいただきたい内容です。
教えることは、あなた自身の音楽性を磨き、演奏能力を高めることに繋がる!
アメリカの音楽教育界で、演奏家や指導者から熱狂的な賞賛を受けた革新的なアプローチの詳細が一冊に。
練習方法、課題曲の選び方と与え方、信頼関係の築き方、教室運営、教育哲学……
あらゆる角度から、教育的アプローチを徹底解剖。
目次
[目次]
■はじめに
◇第Ⅰ部 演奏家について
■第1章 音楽性とは何か
「音楽的に優れている」とは、どういうことか?/音楽性は学べるだろうか?/知識によって高められる音楽性/音楽の背景と音楽言語を理解する/人間経験を通して表現力ある演奏を探る
■第2章 聴くこと
聴くことを学ぶ/さまざまな聴き方:客観的、批判的、選択的、主観的/インナーリスニング/音の知覚とほかの感覚
■第3章 テクニック
ユニヴァーサルなアプローチからテクニックを考える/テクニックの身体的特性/テクニックを安定させる身体的要素/楽器音響と発音メカニズム/動きと正確性/テクニックに必要な認知プロセス/音楽家の健康と損傷予防
■第4章 練習
練習しなくてはいけない?/練習の目的/練習のプロセス/最適の練習をするための身体と精神の状態/時間を最大限使う
■第5章 演奏
本番を想定した練習/本番の演奏に関する諸事項/ステージでの存在感/演奏の核にある表現/芸術性を深め、影響力を広げる
◇第II部 教える技術
■第6章 教えるにあたって守るべき原理
■第7章 順序を考える
重要なのは順序/初心者レベルの順序を考える/練習曲、練習曲集、抜粋曲/レッスン期間が異なる場合の順序を考える/順序から逸脱した順序
■第8章 生徒の自立心を養う
「生徒に負担をかけない教え方」の問題/自立した音楽家の基本的なスキル/演奏の準備/自分でレパートリーを選ぶ/プロ意識を高める
■第9章 総合して教える
総合された音楽性/名曲をレパートリーとする意味/理解したことを偉大な教えにするには/総合して教えるための方略/評価する/全体を見る/優先順位を決める:最後のお話
■第10章 あなたの教育哲学
教育哲学を主張するメリット/実際に教えていることを教育哲学の基礎にする/書くという最後の段階
◇第III部 教えるプロとしての音楽家
■第11章 音楽教室を立ち上げる
独立したレッスン室/教室を運営する/そのほかのプライベートレッスン/税金を払う
■第12章 グループ、アンサンブル、クラス授業、そのほかのレッスン
グループレッスン/評価/副科や社会人の学生/特別支援が必要な学生にとって有意義な音楽経験
■第13章 毎日の考察と課題
教師と生徒の関係性/保護者に協力を求める/プロとしての倫理/保護者と良い関係を築く/鏡を見る:自分自身の問題を解決する
■第14章 教えと学びの循環的・相互的作用
学び続けること/共同学習の機会
■結論
補遺
読書案内
訳者あとがき(久保田慶一)
索引
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上記内容は本書刊行時のものです。