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出版者情報
中世のみちと物流
発行:山川出版社
縦220mm
285ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 1999年11月
- 登録日
- 2016年7月6日
- 最終更新日
- 2016年7月6日
紹介
1998年4月18・19の両日にわたり、青山学院大学を会場として「発掘された中世古道Part1」と題するシンポジウムが、中世みちの研究会の主催で開催された。そこでは、近年発掘調査された中世古道について、北は平泉から、西は山陽道に至るまでの九例について報告があった。また、文献の立場からは、中世の文献から知りうる中世の道路の様相についても報告された。さらに、同年九月二十六日、東京大学を会場にして、史学会例会シンポジウム「道・宿・湊-中世の交流と物流-」が開催された。このたびのシンポジウムでは、「みちシンポ」をもふまえ、湊や宿などといったポイントをおさえるのみならず、諸地域の交通の様相を、これまでの研究の中心であった水上交通も視野に入れながら、むしろ陸上交通をも前面に打ち出しつつ、面的に検討することを目的として設定された。本書はこの二つのシンポジウムをもととして構成された。
目次
第1部 地域をつなぐ道(中世の大道とその周辺
兵庫県における古代から中世の古道の調査
西上総の中世道路跡-袖ヶ浦市山谷遺跡の事例を中心に ほか)
第2部 都市の道(鎌倉・都市の道、都市からの道
武蔵府中を取り巻く道路網
荒井猫田遺跡の町跡とその周辺 ほか)
第3部 物流と地域(中世前期南薩摩の湊・川・道
筑後川上流における交流-筑前国把岐荘の周辺
中世浜名湖水運と地域社会)
上記内容は本書刊行時のものです。