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向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ 向井 豊昭(著/文) - 未来社
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向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ (ムカイトヨアキケッサクシュウ トブクシャミ)

文芸
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発行:未来社
四六判
256ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-624-93442-2   COPY
ISBN 13
9784624934422   COPY
ISBN 10h
4-624-93442-3   COPY
ISBN 10
4624934423   COPY
出版者記号
624   COPY
Cコード
C0393  
0:一般 3:全集・双書 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

近代・アイヌ・エスペラント……その生涯をとおしてあらゆる「境界」を越えようとした作家、向井豊昭。その作品に作家存命中から注目してきた文芸評論家岡和田晃氏選による傑作集。
【収録作品】
「うた詠み」(1966年)
「耳のない独唱」(1968年)
「『きちがい』後日談」(〔エッセイ〕1969年)
「エスペラントという理想」(〔エッセイ〕1974年)
「シャーネックの死」(〔エスペラント語翻訳〕1974年)
「ヤパーペジ チセパーペコペ イタヤバイ」(2003年)
「飛ぶくしゃみ」(2007年)
「新説国境論」(2008年)

目次

【収録作品】
「うた詠み」(1966年)
「耳のない独唱」(1968年)
「『きちがい』後日談」(〔エッセイ〕1969年)
「エスペラントという理想」(〔エッセイ〕1974年)
「シャーネックの死」(〔エスペラント語翻訳〕1974年)
「ヤパーペジ チセパーペコペ イタヤバイ」(2003年)
「飛ぶくしゃみ」(2007年)
「新説国境論」(2008年)

著者プロフィール

向井 豊昭  (ムカイ トヨアキ)  (著/文

向井豊昭(むかい とよあき)1933年東京都生まれ。祖父は詩人の向井夷希微(いきび)。東京大空襲を経て、下北半島の川内町(現むつ市)に疎開、中学卒業後は鉱山で働きながら青森県立大湊高等学校定時制川内分校に通う。鉱山労働で結核となり、長い療養生活を経た後、玉川大学文学部通信教育課程で教員免許を取得し、北海道日高地方の小学校で25年間勤務した後、上京。1966年、手書きの私家版で発表した「うた詠み」が「文學界」に転載され、注目を集めた。上京後の1996年、「BARABARA」で第12回早稲田文学新人賞を受賞、高齢ながら反骨の「マイナー文学」の作家として注目を集める。商業出版の単著としては、『BARABARA』(四谷ラウンド、1999)、『DOVADOVA』(四谷ラウンド、2001)、『怪道をゆく』(早稲田文学会/太田出版、2008)の三冊を遺した。死の直前までゲリラ的な作品発表を継続したが、2008年、肝臓癌で逝去。没後5年目の2013年には、遺稿から「用意、ドン!」が「早稲田文学6」に掲載された。その膨大な作品の一部は有志による「向井豊昭アーカイブ」(http://www.geocit

岡和田 晃  (オカワダ アキラ)  (編集

岡和田晃(おかわだ あきら)1981年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。批評家、ライター。日本SF作家クラブ会員。2010年、「「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第5回日本SF評論賞優秀賞を受賞。著書に『アゲインスト・ジェノサイド』(アークライト/新紀元社、2009)『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』(アトリエサード/書苑新社、2013)『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリティディ)の世界文学』(未來社、近刊)。編著に『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社、近刊)。翻訳書に『ミドンヘイムの灰燼』(ホビージャパン、2008)『H・P・ラヴクラフト大事典』(共訳、エンターブレイン、2012)など。晩年の向井豊昭と交流があり、作家の没後は遺稿の自費出版や向井文学についての講演を実施するなど、積極的に再評価を進めている。

上記内容は本書刊行時のものです。