書店員向け情報 HELP
出版者情報
宮本常一
人間の生涯は発見の歴史であるべし
- 初版年月日
- 2022年5月10日
- 書店発売日
- 2022年5月16日
- 登録日
- 2022年4月14日
- 最終更新日
- 2022年4月26日
紹介
宮本常一(1907年から1981年)民俗学者、農村指導者。
「歩く」「見る」「聞く」を重視し、日本全国をめぐり、フィールドワークをおこなった。生涯にわたり、地域とその歴史に根ざした人々の暮らしや文化に目を向け続け、膨大な生活誌を残した。名もなき常民の見る風景を眺め、暮らしを聞いて寄り添った、旅する学者の人生の歩みを追う。
目次
はじめに
序 章 ふるさとの島
第一章 島の家族
1 海外に渡る
2 父の妻は隣家の娘
3 母と祖父母
第二章 島での少年時代
1 先生との日々
2 高等科・短歌・病気
第三章 大阪で学び働く
1 父にいわれたこと
2 逓信講習所入所
3 郵便局勤務
4 天王寺師範二部受験
第四章 尋常高等小学校着任
1 兵役を終えて先生になる
2 師範専攻科受験
3 田尻尋常小学校
第五章 民俗学研究への道
1 悲しみ・記録・会合
2 さまざまな会合
3 民俗学講習会
第六章 アチックミューゼアムへ入所
1 澁澤敬三から電報
2 研究者との交友
3 戦時下の旅
4 大阪へ帰る
第七章 大阪府嘱託の役割
1 農家に支援を求める
2 八月一五日前後
第八章 新たな役職の勤め
1 なおつづく旅
2 変わる農村
第九章 山村・漁村・島へ
1 乗物と新役職
2 漁業制度調査と対馬
3 調査と出会いの対馬
第十章 離島に活力をそそぐ
1 離島振興協議会
2 島の生活をよくする
3 称えられる働き
第十一章 原稿執筆の日々
1 旅が生み出す書誌
2 ようやく息がつける
第十二章 昭和四〇年代の活動
1 大学で教える
2 調査と遺跡発掘
3 執筆に休みなし
第十三章 日本観光文化研究所
1 所長は「先生」
2 観文研の研究と活動
3 山古志村の活性化
4 郷土で研究する人
5 晩年なお多忙
参考文献
おわりに
宮本常一年譜
地名索引
事項索引
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。