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出版者情報
個人化の社会学
- 初版年月日
- 2022年2月28日
- 書店発売日
- 2022年3月7日
- 登録日
- 2022年1月25日
- 最終更新日
- 2022年2月22日
紹介
現代社会は伝統やコミュニティや家族などの価値が解体し個人化したといわれる。本書は、この個人化概念について構造的・制度論的議論を展開し論争も巻き起こしたまさに古典といえる一書。
(原著 Ulrich Beck and Elisabeth Beck-Gernsheim, Individualization: Institutionalized Individualism and its Social and Political Consequences,SAGE Publications, 2002.)
目次
スコット・ラッシュによる序文──非線形モードの個人化
ジグムント・バウマンによる序文──個人として、他者とともに
著者による序文──制度化された個人主義
第1章 伝統的なものの喪失(ウルリッヒ・ベック/エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム)
──個人化と「あやうい自由」
第2章 暴走する世界における自分独自の人生(ウルリッヒ・ベック)
──個人化、グローバリゼーション、政治
第3章 身分と階級を超えて?(ウルリッヒ・ベック)
第4章 両義的な社会構造(ウルリッヒ・ベック)
──「自主独立型文化」における貧困と富
第5章 「他の人のために生きること」から「自分独自の人生」へ(エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム)
──個人化と女性
第6章 ポスト・家族らしい家族への途上(エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム)
──必要性の共同体から選択される姻戚関係へ
第7章 仕事の分担、自己イメージ、ライフ・プロジェクト(エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム)
──家族のなかの新しい衝突
第8章 出生率の低下と子どもを持ちたいという願望)(エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム)
第9章 国家の機構は人々をケアしない(エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム)
第10章 遺伝子技術時代の健康と責任(エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム)
第11章 自分独自の死、自分独自の人生(ウルリッヒ・ベック)
──はかなさからの希望
第12章 自由の子どもたち(ウルリッヒ・ベック)
第13章 自由の父たち(ウルリッヒ・ベック)
第14章 ゾンビ・カテゴリー(ウルリッヒ・ベック/ジョナサン・ラザフォード)
──ウルリッヒ・ベックへのインタビュー
訳者あとがき
索引
上記内容は本書刊行時のものです。