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政治コミュニケーション概論 石澤 靖治(編集) - ミネルヴァ書房
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政治コミュニケーション概論

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A5判
250ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-623-09104-1   COPY
ISBN 13
9784623091041   COPY
ISBN 10h
4-623-09104-X   COPY
ISBN 10
462309104X   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年4月20日
書店発売日
登録日
2021年3月3日
最終更新日
2021年4月3日
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紹介

メディアの第一線で活躍する研究者が政治とメディアの関係性をあぶりだす。アメリカの大統領や日本の首相、そして日米、日中、日韓など国際関係における政治コミュニケーションの射程と変容を紹介。SNS活用の動向や、注目のパブリックディプロマシーもとり上げ、一歩踏み込んだ内容も学べる。

目次

はじめに


 第Ⅰ部 アメリカ

第1章 総論:アメリカにおける政治コミュニケーション――ルーズベルトからトランプまで(石澤靖治)
 1 大統領の権力とメディア
 2 米国におけるメディアコミュニケーション理論の展開
 3 大統領とメディアの関係をどうみるか①――いかにメディアを道具にするか
 4 大統領とメディアの関係をどうみるか②――メディアのバイパス化とネット時代
 5 トランプ以前/トランプ以降
 6 エンターテインメント化と思想問題
 コラム 敗者はヒラリー・クリントンと新聞の支持表明(endorsement)

第2章 マーケティング・デモクラシーとしての大統領政治――選挙と統治の戦略技術とその影響(平林紀子)
 1 政治マーケティングとは,応答性の戦略技術である
 2 政治マーケティングのプロセスとステップ
 3 大統領たちのマーケティング利用と特徴
 4 討論点――大統領政治におけるマーケティングの意義
 コラム 大統領の有名な演説フレーズ

第3章 政治的対立とメディア:歴史的視点から――保守政治の発展と世論・メディア(会田弘継)
 1 はじめに
 2 戦後政治分極化の基本構造
 3 戦後保守思想形成とメディア
 4 保守系メディアの拡大
 5 影響力の構図
 6 保守大衆運動とメディア
 7 おわりに
 コラム ローカル紙の危機

第4章 政治とメディアの分極化進む現代アメリカ――存在感増すソーシャルメディア(山脇岳志)
 1 世論とメディアの分裂
 2 フェアネス・ドクトリンの廃止とその影響
 3 デジタル戦略とフェイクニュース
 4 トランプ政権とメディアとの対立
 5 エコーチェンバーをどう乗り越えるか
 コラム トランプ大統領をめぐる「人格障害」論争


 第Ⅱ部 日 本

第5章 総論:日本における政治コミュニケーションの射程と変容(鈴木美勝)
 1 はじめに
 2 ニューメディアとオールドメディアの競合
 3 4つの仮説と日本的現状
 4 結 び

第6章 プレーヤーとしての政治メディア・政治ジャーナリスト――首相とメディアの関係性の変遷から(鈴木美勝)
 1 はじめに
 2 新聞メディアとの対立――佐藤栄作
 3 「テレポリティックス」序章――中曽根康弘
 4 「テレポリティックス」の申し子――細川護熙
 5 「テレポリティックス」2000年の変
 6 〈視える政治〉の絶頂――小泉劇場
 7 安倍流「テレポリティックス」――選別・独演・予定調和
 8 ポスト安倍政権誕生とメディア
 9 結 び――〈職業としての政治ジャーナリズム〉という視点

第7章 インターネット世論と政治――日本におけるインターネット選挙運動の解禁と近年の動向(西田亮介)
 1 はじめに
 2 インターネット選挙運動解禁以前の状況と論点
 3 インターネット選挙運動解禁の政策過程
 4 解禁後の動向,課題と展望

第8章 メディアの分断と政治の分断――各紙社説の実証的分析(笠原一哉)
 1 はじめに
 2 分極化現象の特徴
 3 新聞の言論機能への注目
 4 経営戦略としての差別化
 5 おわりに
 コラム 「社論」とは何か


 第Ⅲ部 国際関係

第9章 総論:国際関係とメディアの構図――メディアコミュニケーションによる国際関係の視点(石澤靖治)
 1 ニュース生産のプロセスと国際報道のドメスティック性
 2 自国以外のメディアの報道とパーセプションギャップ
 3 国際関係とメディアとの基本的な構造
 4 国際コミュニケーションの担い手:報道機関の国益と客観性
 5 国際情勢の変化と国際情報戦の展開
 6 ネット社会による「革命」と混乱:アラブの春とその後
 7 ネット世論と国際紛争の光景:情報のグローバル化と閉鎖現象
 コラム トルコでのクーデターで明らかになったもの

第10章 戦争とメディア――歴史的事例からの視点(石澤靖治)
 1 日露戦争(1904-1905年):新聞の時代に交互に入れ替わった勝者と敗者
 2 第1次世界大戦(1914-1918年):総力戦の戦争に溢れるプロパガンダと虚報
 3 第2次世界大戦(1939-1945年):リアルなメディアとしてのラジオと対外宣伝
 4 ベトナム戦争(1960年代-70年代前半):テレビ時代に敗れた戦争
 5 湾岸危機・戦争(1990-1991年):活かされたテレビと殺されたリアリティ
 6 イラク戦争(2003年):衛星,ネット時代の国際世論戦
 コラム 戦争が始まると豹変し「感動」があふれたイラク戦争の「誤報」

第11章 日米,日中,日韓関係とメディア――日本外交と世論の視点(石澤靖治)
 1 日米関係:上下関係という意識の中での変わらないバイアス
 2 日韓関係:日米関係と裏返しの「贖罪」バイアスとその転換
 3 日中関係:米と組んだ旧対日戦勝国,戦後は日米同盟と対立
 4 米中韓の枠組みと日米の枠組み:日本の国際メディア戦略の要点
 5 日本のメッセージ発信の手法として
 コラム 中国国民党・蒋介石夫人,宋美齢の対米世論工作での活躍

第12章 大国の覇権争いとしてのメディア戦――パブリック・ディプロマシー(PD),ソフト・パワー,シャープ・パワーの視点(石澤靖治)
 1 メディア戦略の手段:プロパガンダ,広報(PR),パブリック・ディプロマシー(PD)
 2 アメリカと PD:先駆者・覇権国としての政策
 3 中国と PD:新たな大国としてアメリカを猛追する戦略
 4 日本と PD:自らが主張する道を模索して
 5 ロシアと国際情報戦略:ネット時代の情報・メディア戦争の展開
 6 国際政治の現実主義と理想主義:ソフト・パワー,シャープ・パワー
 コラム 捕鯨問題で日本はなぜ悪者になったのか


人名索引
事項索引
執筆者紹介

著者プロフィール

石澤 靖治  (イシザワ ヤスハル)  (編集

2021年4月現在
学習院女子大学国際文化交流学部国際コミュニケーション学科教授。元学長(2011~2017年)

上記内容は本書刊行時のものです。