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AIは社会を豊かにするのか 馬奈木 俊介(編集) - ミネルヴァ書房
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AIは社会を豊かにするのか (エーアイハシャカイヲユタカニスルノカ) 人工知能の経済学Ⅱ (ジンコウチノウノケイザイガクニ)

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A5判
416ページ
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-623-08965-9   COPY
ISBN 13
9784623089659   COPY
ISBN 10h
4-623-08965-7   COPY
ISBN 10
4623089657   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年3月31日
書店発売日
登録日
2021年2月3日
最終更新日
2021年2月26日
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紹介

超スマート社会、Society5.0の中核には、AI技術の実装がある。AIスピーカー、金融システム、自動翻訳、自動運転、医療機器などはいかに進化し、私たちの社会をどのように変貌させるのだろうか。デジタルトランスフォーメーション(DX)をはじめとするいま話題の最新情報を盛り込みながら、AIが社会に与える影響や諸課題を明らかにし、これからの労働のあり方や、必要となる諸政策を提言する。

目次

序 章 人工知能をいかに社会で受容していくのか?(馬奈木俊介・田中健太)
 1 人工知能の現在とこれからの社会での利用の在り方 
 2 人間性を考慮したAI受容のための政策的施策の必要性 
 3 現状の経済学からのAIに対するアプローチ 
 4 本書の構成について 

第1章 AIと雇用の構造変化・働き方改革・経済格差(岩本晃一)
 1 雇用総数の将来推計 
 2 雇用構造の変化と経済格差の拡大 
 3 AI導入で職を失うルーティン業務事務職者数の推計 
 4 主にルーティン業務事務職を担う女性の失業リスク 
 5 RPAの急速な拡大 
 6 人間から機械への代替プロセス 
 7 積極的な情報化投資による経済格差の拡大 
 8 製造業現場へのデジタル技術の導入 
 9 AI時代に大きく出遅れた日本 

第2章 AIを活用した都市と企業のガバナンス(小倉博行・馬奈木俊介)
 1 はじめに 
 2 AIを活用した都市のガバナンス 
 3 持続可能な開発のためのAIガバナンスの国際標準化 
 4 環境・社会・ガバナンス(ESG)経営の評価基準 
 5 先進事例におけるESG経営分析と統合的な管理・バランス評価指標の提案 
 6 まとめ 

第3章 自動運転と製造物責任(佐藤智晶)
 1 はじめに 
 2 基本的前提――責任を負う可能性がある者 
 3 交通事故、負傷、死亡 
 4 衝突事故の社会的コスト 
 5 自動車及び部品の技術的な不良 
 6 開発者、製造者、運用者の製造物責任 
 7 自動運転自動車の利用可能性と社会的受容 
 8 分 析 
 9 結 論 

第4章 自動運転化に向けた高齢化社会における交通事故分析(今井ちひろ・東田啓作・馬奈木俊介)
 1 はじめに 
 2 先行研究 
 3 市区町村パネル分析 
 4 250mメッシュデータ分析 
 5 まとめ 

第5章 患者から見る医療AIの在り方――家計調査による患者満足度の分析(岩田和之・鶴見哲也・馬奈木俊介)
 1 はじめに 
 2 患者の医療満足度に関する先行研究と本研究の位置付け 
 3 分析方法 
 4 分析に用いるデータ 
 5 分析結果 
 6 まとめ 

第6章 対人ロボットへの期待――余命宣告を想定して(森田玉雪・馬奈木俊介)
 1 医療現場での人工知能 
 2 先行研究 
 3 分析手法 
 4 調査結果 
 5 人間とAIの関係 

第7章 工作機械メーカーのスマート・ファクトリー・ビジネス――第4次産業革命に対応したソリューション・ビジネスの新たな展開(榎本俊一)
 1 はじめに 
 2 2000年代までの高付加価値化戦略と工作機械ビジネス 
 3 第4次産業革命――21世紀における工作機械のパラダイム・シフト 
 4 工作機械メーカーのスマート・ファクトリー 
 5 まとめ 

第8章 “Smart Factory”はTPSに収斂するのか?――日独製造思想の対決(榎本俊一)
 1 Smart FactoryとTPS
 2 トヨタ生産方式(TPS)――変化する製造ニーズに対応してきた「ムダ排除」の統合システム 
 3 “Smart Factory”とDENSOのものづくり――生産システム改革は自動化できるか 
 4 TPSとオートメーション化――DENSOにおけるIoTへの道 
 5 結 び 

第9章 労働規制変化による技術利用変化と生産性に対する影響(田中健太・馬奈木俊介)
 1 技術進歩と労働市場に対する影響 
 2 労働者派遣法の改正とその影響 
 3 分析データ及びモデル 
 4 分析結果 
 5 労働規制影響と今後の生産性向上のための技術導入の在り方 

第10章 高度人材とイノベーション――AI導入へのインプリケーション(池田雄哉・乾 友彦)
 1 はじめに 
 2 先行研究 
 3 データとモデル 
 4 推定結果 
 5 頑健性の確認 
 6 結 論 

第11章 貿易、技術及びオフショアリング(寳多康弘)
 1 背 景――貿易自由化と技術進歩 
 2 賃金格差の理論モデル――貿易と技術進歩 
 3 賃金格差の実証研究――貿易と技術進歩 
 4 今後の技術革新の影響 

おわりに(馬奈木俊介)
索 引 
執筆者紹介

著者プロフィール

馬奈木 俊介  (マナギ シュンスケ)  (編集

2021年3月現在
九州大学主幹教授・都市研究センター長・総長補佐

上記内容は本書刊行時のものです。