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教育課程 吉田 武男(監修) - ミネルヴァ書房
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教育課程 (キョウイクカテイ) 巻次:10

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B5判
208ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-623-08486-9   COPY
ISBN 13
9784623084869   COPY
ISBN 10h
4-623-08486-8   COPY
ISBN 10
4623084868   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3337  
3:専門 3:全集・双書 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年1月31日
最終更新日
2024年2月23日
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紹介

なぜ「総合的な学習の時間」を実施するのか。「教科書」が各校で違うのに、どうして同じ問題で入試をするのか、等々――これらは教育課程と深くかかわる問いである。それでは「教育課程」とは何か。本書は「カリキュラム」との違いを踏まえたうえで、教育課程の基礎的な知識と理論、および学習指導要領の変遷や教育課程をめぐる今日的課題について解説した最新のテキスト。

目次

監修者のことば
はじめに

第1章 教育課程とカリキュラム
 1 教育課程とは
 2 カリキュラムとは
 3 教育課程づくりとカリキュラムづくり

第2章 カリキュラムの類型論
 1 教科カリキュラムとその展開
 2 経験カリキュラムとその展開
 3 日本における教育課程の基本構造
 4 教科・領域の再編例

第3章 教育課程と学習指導要領
 1 学習指導要領の意義
 2 新学習指導要領の概要
 3 各学校における教育課程編成

第4章 教育課程行政の基礎知識
 1 教育課程行政の全体像
 2 教育行政機関の役割と相互関係
 3 学校の教育課程の展開を支える条件整備をめぐる諸制度

第5章 教科書と学習指導要領
 1 教科書制度の概要
 2 教科書検定のしくみ
 3 道徳科の教科書の誕生
 4 教科書検定のこれから

第6章 総合的な学習の時間の成果と課題
 1 総合的な学習の時間の背景と変遷
 2 総合的な学習の時間の特徴
 3 標準時数・単位数と実施上の例外・代替措置
 4 実践事例
 5 実践に向けて

第7章 小学校外国語教育の展望
 1 小学校への外国語導入の経緯
 2 「総合的な学習の時間」としての部分的導入
 3 「外国語活動」の必修化――「総合的な学習の時間」から「領域」へ
 4 「外国語科」の必修化――「領域」から「教科」へ

第8章 カリキュラム・マネジメントの理解
 1 教育課程とカリキュラムとの違い
 2 カリキュラム・マネジメント登場の背景
 3 学習指導要領等にみるカリキュラム・マネジメント
 4 カリキュラム評価とは
 5 なぜカリキュラムを評価するのか
 6 カリキュラム評価の方法

第9章 高等学校の多様な教育課程
 1 高等学校における教育課程の前提としての「単位制」
 2 高等学校における3種類の「課程」
 3 高等学校における3種類の「学科」
 4 新しいタイプの高等学校
 5 高等学校の多様な教育課程を支える制度

第10章 学習指導要領の変遷(1)――戦後復興からゆとり路線まで
 1 試案・学習指導要領に基づく民主的な教育の模索――経験主義の時代
 2 学習指導要領の告示化と系統性の重視
 3 高度経済成長下における「教育の現代化」
 4 「ゆとり」路線への転換

第11章 学習指導要領の変遷(2)――グローバル化と学力観の転換
 1 生涯学習社会の到来と新学力観の提示
 2 基礎・基本重視の「生きる力」育成とその批判
 3 グローバルな知識基盤社会における「確かな学力」
 4 「資質・能力」育成のいっそうの重視へ

第12章 教育課程をめぐる今日の動向(1)――教育課程の研究校制度
 1 日本における教育課程の開発と研究とは
 2 代表的な教育課程の研究制度(1)――研究開発学校制度
 3 代表的な教育課程の研究制度(2)――教育課程特例校制度
 4 教育課程の開発研究の成果から学ぶ

第13章 教育課程をめぐる今日の動向(2)――多文化共生
 1 今日の学校が抱える課題――外国につながりのある子どもをめぐって
 2 外国につながりのある子どもをめぐる教育課程
 3 多文化共生を目指す教育課程――大阪市立御幸森小学校の実践を中心に
 4 多文化共生を目指す教育の実現に向けて――教育課程の現状と課題

付  録(学校教育法(抄)/学校教育法施行規則(抄)/地方教育行政の組織及び運営に関する法律(抄)/小学校学習指導要領総則)
索  引

著者プロフィール

吉田 武男  (ヨシダ タケオ)  (監修

2024年3月現在
筑波大学名誉教授、関西外国語大学短期大学部教学担当顧問・教授

根津 朋実  (ネツ トモミ)  (編集

2019年2月現在
筑波大学人間系教育学域准教授

上記内容は本書刊行時のものです。