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出版者情報
教育学原論
- 書店発売日
- 2018年7月2日
- 登録日
- 2018年5月23日
- 最終更新日
- 2018年6月22日
紹介
教育の多様な事実を提示しながら、教育の概念や理念を整理し、教育に関する歴史や思想についての基礎的な知見や論点をわかりやすく解説する。現代の教育思想や政策、そして教育諸科学についてのさらなる学習を可能とし、教職を目指す学生および現職の教師自身の教育観をみつめなおすための必携テキスト。
目次
監修者のことば
はじめに
第Ⅰ部 教育基礎論
第1章 『教育学原論』の課題
1 教育学原論とは
2 本書の構成
第2章 教育の概念
1 「教育」の事実――多様な場での「教育」(家庭教育・学校教育・社会教育)
2 「教育」と関連概念
第3章 教育の理念
1 しつけと教育をめぐって
2 近代教育思想の理念――デューイ『学校と社会』を例に
3 戦後新教育の理念――1947年版学習指導要領の構成
4 教育の理念と現実
第4章 教育目的論
1 何のために教育するのか
2 教育目的としての普遍的価値――わが国の教育目的
3 近代教育学における教育目的論
4 価値多元的社会の教育目的論に向けて
5 民主主義への期待と教育目的論の現代的課題
第5章 教育的関係論
1 教育的関係論の変遷
2 大人と子どもとの関係
3 教育関係の多様性
4 グローバル社会における教育的関係
第Ⅱ部 教育思想論
第6章 教育思想の源流
1 教育思想の源流――古代ギリシアの教育思想を中心に
2 近代教育への助走
第7章 近代教育思想――ルソーからヘルバルト学派まで
1 ルソー――〈内なる自然〉
2 不屈の人,ペスタロッチ
3 フレーベルとヘルバルト
4 ヘルバルト学派
第8章 20世紀の教育思想(1)――アメリカを中心に
1 アメリカ教育思想の4類型
2 デューイ――進歩主義の理論的支柱
3 キルパトリック――進歩主義の方法論
4 バグリー――本質主義からの進歩主義批判
5 ハッチンズ――永遠主義からの進歩主義批判
6 ブラメルド――改造主義からの進歩主義批判
7 ブルーナー――類型の意義と限界
第9章 20世紀の教育思想(2)――ドイツを中心に
1 ドイツの新教育運動
2 精神科学的教育学
3 精神科学的教育学の展開――シュプランガーを中心に
第10章 現代の教育思想
1 現代の教育課題と思想
2 価値多元的社会と教育の公共性
3 近代教育を問い直す視点――ポストモダン思想
4 熟議民主主義の思想と教育――理性への期待
5 ポストモダンの市民教育思想
第Ⅲ部 現代の教育課題と教育研究入門
第11章 教育課程・方法研究の現在
1 学習指導要領の改訂と社会に開かれた教育課程
2 カリキュラム・マネジメント
3 教職課程コアカリキュラム
4 「主体的・対話的で深い学び」の推進
第12章 教育制度研究の現在
1 2000年前後の問題状況
2 教育制度改革の展開
3 教育制度を研究するということ
第13章 教育社会学研究の現在――「教育問題」についての捉え方を探る
1 教育社会学とはどのような学問か
2 「不登校」を教育社会学から捉える
3 「いじめ」・「体罰」を教育社会学から捉える
4 「教育格差」を教育社会学から捉える
5 これからの教育社会学
第14章 教師教育研究の現在
1 教員の資質能力の向上を目的とした三法改正
2 教員養成カリキュラムの充実
3 教職課程コアカリキュラム
4 わが国における教員免許更新制度の意義と内容・運用の改善
第15章 特別支援教育研究の現在
1 わが国の特別支援教育
2 就学相談と学校教育の形態
3 通常の学級における特別支援教育
4 通常の学級に在籍する特別な教育的ニーズのある子どもの理解と支援
5 これからのインクルーシブ教育における支援の展望
索 引
上記内容は本書刊行時のものです。