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出版者情報
藤原彰子
天下第一の母
発行:ミネルヴァ書房
四六判
340ページ
定価
3,000円+税
- 書店発売日
- 2018年5月10日
- 登録日
- 2018年5月5日
- 最終更新日
- 2018年5月5日
書評掲載情報
2018-08-11 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 大塚ひかり(古典エッセイスト) |
2018-07-14 |
朝日新聞
朝刊 評者: 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長) |
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紹介
藤原彰子(988~1074)女院
紫式部との王朝サロン、摂関政治の栄華、花乱舞。
藤原道長の長女として生まれた藤原彰子。後一条・後朱雀天皇の母として藤原氏の摂関政治を可能にし、藤原摂関家の繁栄に大きく貢献した。二代の国母として政治的にきわめて重要な人物でありながら、女性ゆえに現存する公的な記録は少ない。本書では、彰子に仕えた紫式部や和泉式部をはじめとする才媛の日記や文学資料を織り交ぜながら、丹念に資料を読み解き彰子の生涯を描く。
[ここがポイント]
◎ 藤原彰子に注目した学術的評伝は他にない。
◎ 女性の生涯から平安時代の政治を読み解く試み。
目次
序 章 「望月」の娘
第一章 道長と倫子の女君
1 彰子の家系と父母
2 住まいと家族
3 「ひな鶴」と「藤の花」
第二章 一条天皇の后
1 中宮への道
2 内裏の焼亡と造営
3 中宮の十代の世相
第三章 皇子の誕生
1 栄華の初花
2 相つぐ皇子の誕生
3 第二皇子の立太子
第四章 皇太后時代
1 皇太后となる
2 内裏新造
第五章 太皇太后時代
1 太皇太后となる
2 欠けゆく望月
寛ぎのひととき
第六章 女院出家する
1 彰子の出家
2 弟妹の死
3 父の死
4 道長亡きあと
5 母后の力
6 後朱雀天皇時代
第七章 最晩年のことども
1 後冷泉天皇時代
2 末法入り
3 女院の最期
引用文献
あとがき
藤原彰子略年譜
人名・事項索引
上記内容は本書刊行時のものです。