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出版者情報
時間/空間の戦後ドイツ史
いかに「ひとつの国民」は形成されたのか
発行:ミネルヴァ書房
四六判
296ページ
定価
3,500円+税
- 書店発売日
- 2018年7月11日
- 登録日
- 2018年6月22日
- 最終更新日
- 2018年6月27日
紹介
第二次大戦で敗戦国となったドイツ。瓦礫と廃墟のなかで名実ともに東西陣営に分離された。その後、西ドイツの復興、高度成長期を経て、再びいかに「国民」は形成されたのか。本書は、時間/空間の変容のなかで「ひとつの国民」が形成されていく歴史的過程を追うことで、国民形成の分析モデルを提示していく。
目次
序 章 時間/空間・物語・国民形成
第1章 終戦時の時間/空間
1 瓦礫と廃墟の景観
2 景観の物語と国民化
3 「終戦」と「戦後」の時間構造
第2章 復興期の時間/空間
1 復興期の時間/空間表象――ハイマート(故郷)
2 居住空間と都市空間
第3章 復興期の国民形成
1 復興期の時間/空間と国民形成
2 植民地主義的国民形成――遅れている他者
第4章 若者文化の時間/空間
1 復興期の「異端児」――ハルプシュタルケ
2 若者文化のヘゲモニー
第5章 高度経済成長期の時間/空間
1 ハイマート時間/空間の変容
2 革新勢力の時間/空間――原子力と計画
第6章 時間/空間の変容と新たな国民形成
1 国境問題と国民空間の変容
2 高度経済成長期における国民形成
終 章 西ドイツで国民はいかに形成されたのか
あとがき
人名・事項索引
上記内容は本書刊行時のものです。