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驚くべき乳幼児の心の世界 ヴァスデヴィ・レディ(著/文) - ミネルヴァ書房
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驚くべき乳幼児の心の世界 (オドロクベキニュウヨウジノココロノセカイ) 「二人称的アプローチ」から見えてくること (ニニンショウテキアプローチカラミエテクルコト)

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A5判
378ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-623-07173-9   COPY
ISBN 13
9784623071739   COPY
ISBN 10h
4-623-07173-1   COPY
ISBN 10
4623071731   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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書評掲載情報

2015-04-26 毎日新聞
評者: 村上陽一郎(東京大学名誉教授・科学史)
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目次

謝辞/日本語版の刊行に寄せて/凡例

Chapter 1 ひとつの謎
 1 マルハナバチ、マグロ、そして赤ちゃん:似たような問題?
 2 それって、問題なのか?

Chapter 2 ギャップに注意 
 1 (不可能な)ギャップ
 2 ギャップの問題
 3 (いわゆる)ギャップを越えて

Chapter 3 かかわる心:二人称的アプローチ
 1 二人称的アプローチ
 2 かかわりのなかで他者を知覚するということ
 3 二人称的かかわりの構成的役割
 4 二人称的方法論って?
 5 赤ちゃん、人への二人称的アプローチ、そして本書のこれから

Chapter 4 出合いをつくる:模倣
 1 見知らぬ人との心理的出合いづくり
 2 模倣と新生児
 3 逆説的なわざとしての模倣
 4 新生児模倣は反射行動か?
 5 新生児模倣とギャップ
 6 なぜ、新生児は模倣するのか?

Chapter 5 会話をはじめる
 1 対話とは何か?
 2 対話とコミュニケーションの構造的な特徴
 3 対話とコミュニケーションの機能的な特徴:開放性と承認
 4 伝えようとする意図:相互性に向けて
 5 コミュニケーションのパラドックス
 6 まとめ

Chapter 6 注目を経験する
 1 赤ちゃんはいつ、他者の注目に気づくのか:対立する議論
 2 注目することは必ず対象とのかかわりを含む
 3 注目の気づきはその対象の気づきと結びついている
 4 知覚可能な注目対象となる“条件特性”
 5 他者の注目対象としての自己:応答し、注目を方向づけるもの
 6 身体の部位、および「対象」としての行為
 7 注目の他の「対象」:他人、手にとったもの、出来事
 8 もう一つの発達モデル:二人称的物語
 9 まとめ

Chapter 7 自己意識を感じる
 1 自己とは何であり、誰であり、どういうときのことか
 2 自己意識される情感:自己が他者に見えることについての情動
 3 標準的な発達の連鎖:自己概念が自己意識の情動につながる
 4 自己が見えることから引っ込むこと:はにかみ、照れ隠し、戸惑い
 5 自己を見せることを強調する:見せびらかし
 6 自閉症における自己を見せることを弱めることと強めること
 7 自己意識の情動理論への示唆:もう一つの物語
 8 まとめと結論

Chapter 8 意図をもてあそぶ
 1 意図についてどのように考えるべきか?
 2 知覚可能性
 3 意図は文脈を必要とする
 4 意図はかかわり得ることをともにする
 5 赤ちゃんは他の人々の意図をどう扱うか
 6 意図への気づきはいかに発達するか?
 7 おわりに

Chapter 9 おかしみの共有
 1 おかしみって、どういうこと?
 2 ユーモアの発生に関する2つの認知‐発達的な見方
 3 笑いの特質と意味
 4 赤ちゃんは何に対して笑うか?:乳児の笑いの異なる種類と文脈
 5 他者の笑いへの感受性
 6 ユーモアにおける距離と非・かかわり
 7 おわりに

Chapter 10 コミュニケーションでだます
 1 ウソのコミュニケーション、信念の理解、そして真実のコミュニケーション
 2 初期のウソは疑似‐欺瞞か
 3 隠し立て、だまし、気そらし、そして、ふりをすること:さらに早期の非言語的だまし
 4 なぜ、だますことは発達するのか

Chapter 11 他の心、他の文化

原書注/訳者解説/訳者あとがき/人名索引/事項索引

著者プロフィール

ヴァスデヴィ・レディ  (Vasudevi Reddy)  (著/文

ポーツマス大学教授

佐伯 胖  (サエキ ユタカ)  (翻訳

2015年4月現在 田園調布学園大学大学院人間学研究科子ども人間学専攻教授 公益社団法人信濃教育会教育研究所所長 東京大学名誉教授 青山学院大学名誉教授

上記内容は本書刊行時のものです。