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持続と変容の沖縄社会 谷 富夫(編集) - ミネルヴァ書房
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持続と変容の沖縄社会 (ジゾクトヘンヨウノオキナワシャカイ) 沖縄的なるものの現在 (オキナワテキナルモノノゲンザイ)

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A5判
320ページ
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-623-07034-3   COPY
ISBN 13
9784623070343   COPY
ISBN 10h
4-623-07034-4   COPY
ISBN 10
4623070344   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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目次

はじめに

 第1部 沖縄社会の基礎構造
第1章 沖縄的なるものを検証する(谷 富夫)
 はじめに
 1 過剰都市化の研究
 2 仮説検証の試み
 3 都市適応
 4 沖縄的なるものの普遍性?――結論と課題

第2章 本土移住と沖縄再適応(野入直美)
 はじめに
 1 調査の対象と方法
 2 調査結果――沖縄的生活様式の持続と変容
 3 高度専門職の自力主義
 4 野宿経験者の体験
 おわりに――なぜ人びとは沖縄に帰ってくるのか

第3章 成人期への移行とUターン(安藤由美)
 はじめに
 1 本章の課題と方法
 2 Uターン経験と成人期への移行
 3 帰郷の状況と職業軌道の連続性
 4 Uターンと成人期への移行の時代的変化
 おわりに――沖縄の成人期への移行にとってUターンとは?

第4章 ウチナーンチュの生活世界(二階堂裕子)
 はじめに
 1 模合をめぐる近年の動向
 2 沖縄の社会関係と模合
 3 模合とウチナーンチュ・アイデンティティ
 4 模合にみる現代沖縄社会

第5章 沖縄大卒者のローカル・トラック(上原健太郎)
 はじめに
 1 看過されてきた沖縄大卒者
 2 ローカル・トラックの輪郭
 3 沖縄大卒者の内的経験
 4 沖縄大卒者のローカル・トラック

 第2部 葛藤と生成の沖縄社会
第6章 沖縄的共同体の外部に生きる(打越正行)
    ――ヤンキー若者たちの生活世界
 はじめに
 1 調査概略
 2 距離化・裏切り・「男の強さ」――〈シージャー〉たちの視点から
 3 暴力と横取りの日常――〈ウットゥ〉の視点から
 4 沖縄的共同体の外部

第7章 琉球華僑(八尾祥平)
    ――顔の見えないエスニック・マイノリティ
 はじめに
 1 日華断交まで
 2 日華断交後
 おわりに

第8章 本土出身者の移住をめぐる選択と葛藤(須藤直子)
 はじめに
 1 先行研究と課題
 2 「沖縄移住」の社会的文脈
 3 Aさん夫婦の移住ヒストリー
 4 よそ者を自覚するということ
 5 移住者の10年/沖縄と本土の10年
 おわりに

第9章 沖縄ハンセン病者の排除と移動(中村文哉)
    ――療養所なき時代における沖縄のハンセン病問題の位相
 はじめに
 1 沖縄社会とハンセン病――沖縄のハンセン病に関する疫学的状況
 2 ハンセン病罹患者のライフコースの軸としての移動性
 3 浮浪の結末としての行路病死――源次郎さんの死
 4 ハンセン病罹患者たちにとってのハンセン病問題

 第3部 基地・都市・離島
第10章 名護市辺野古と米軍基地(熊本博之)
 はじめに
 1 シュワブ受け入れの経緯と建設後の辺野古社会
 2 普天間基地移設問題の経緯と辺野古の応答
 3 持続してきたもの,変容しつつあるもの
 おわりに

第11章 軍民境界都市としてのコザ(山﨑孝史)
    ――暴動の記憶とアイデンティティ
 はじめに
 1 研究対象地域・資料
 2 コザ暴動の背景とコザの現在
 3 「記録する会」の証言分析
 おわりに

第12章 戦後沖縄都市の形成と展開(波平勇夫)
    ――コザ市にみる植民地都市の軌道
 はじめに――戦後沖縄の都市モデルとしてのコザ市
 1 敗戦と米軍占領
 2 米軍基地建設
 3 戦後の都市化
 4 都市空間
 5 基地労働者
 6 軍用地地主
 7 「基地の町」再構築にむけて――発展史から見直す

第13章 西表島戦後開拓集落の地域形(成越智正樹)
     ――出身母村との親密関係
 はじめに
 1 調査地の概要
 2 住吉現住開拓家系の親族関係,および行事等
 3 在宮古島親族と現住2世との交流関係
 4 入植祭における母村との関係
 5 考 察
 むすび

あとがき
人名索引/事項索引

著者プロフィール

谷 富夫  (タニ トミオ)  (編集

*2014年3月現在 甲南大学文学部教授

安藤 由美  (アンドウ ヨシミ)  (編集

*2014年3月現在 琉球大学法文学部教授

野入 直美  (ノイリ ナオミ)  (編集

*2014年3月現在 琉球大学法文学部准教授

上記内容は本書刊行時のものです。