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出版者情報
コミュニケーションの政治社会学 : メディア言説・ヘゲモニー・民主主義
発行:ミネルヴァ書房
縦22mm
249ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年1月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2012-02-12 | 読売新聞 |
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紹介
本書は、戦後日本の政治社会における政治コミュニケーションの諸相を分析し、「カルチュラル・スタディーズ以降」の理論的刷新を試みる。とくにカルチュラルスタディーズの特徴を捉えながら、以降の政治コミュニケーション研究における「批判的アプローチ」の再構築を試み、政治コミュニケーションに関連した現代の政策過程の分析を行いながら、メディアと民主主義との新たな関係性を展望する。
目次
カルチュラル・スタディーズ以降の政治コミュニケーション-批判的コミュニケーション論における「政治」の再発見
第1部 政治コミュニケーションに関する理論的考察(能動的オーディエンス論再考-記号論的民主主義をめぐる論争
批判的コミュニケーション論の視座転換-ホールのサッチャリズム研究から
メディア言説の分析枠組み-批判的言説分析のアプローチ
政治コミュニケーション研究の新戦略-ラクラウの言説理論とラディカル・デモクラシー)
第2部 日本の政治社会における事例分析(高度経済成長の論理と「水俣」の言説-1950年代後半の『白書』と新聞の言説分析
「新自由主義」に関するメディア言説の編制-「電電公社改革」報道の分析から
高度情報社会の「オーディエンス」-テレビ・オーディエンス像の変遷と言説的構築
「小泉改革」のテレビ政治とオーディエンス-「靖国参拝」報道の言説分析)
政治コミュニケーション研究の展望
上記内容は本書刊行時のものです。