...
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
アメリカ帝国とは何か : 21世紀世界秩序の行方
発行:ミネルヴァ書房
縦220mm
362, 4ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2008年4月
- 登録日
- 2016年4月13日
- 最終更新日
- 2016年4月13日
紹介
本書は、著名な歴史家が一堂に会して行われた討論集会の結晶である。世界的な広い視野に立ち、「アメリカ帝国」を比較の視座から時間と空間の両面においてとらえ直す一方、「帝国」を支えるいくつかの大前提にもメスを入れ批判的に吟味している。そして、イラク戦争は「アメリカ帝国」の抱える諸問題の氷山の一角にすぎないと主張する。その意味で本書は、イラク戦争の性格付けとその歴史的位置、さらには近年の合衆国の対外行動とその論理を考えるうえで、日本の読者にとっても時宜を得た啓蒙書となっている。
目次
アメリカは帝国か?-二一世紀の辺境と平和の諸問題
第1部 文脈(絶頂期に立ち会って-正義の帝国か?
帝国の言葉
戦争を知らせる太鼓)
第2部 変容した関係(アメリカのヘゲモニーとヨーロッパの自立性、一九八九~二〇〇三年-イラク戦争を理解するための分析枠組み
反米主義と反欧州主義)
第3部 類比(イラクはニカラグアのようなアラブ国家ではない-中米とニューライトの台頭
文明化の使命に基づく進展?-フィリピン植民地化に見られるアメリカ例外主義の前提
占領-歴史からの警告
「帝国再来の」時期の日本とアメリカ)
第4部 未来(前進、リベラル兵士?-ブッシュのグランド・ストラティジーに見る十字軍の論理、何が問題なのか
きわめて興味深い帝国
『アメリカ帝国とは何か』)
上記内容は本書刊行時のものです。