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出版者情報
中国をめぐる安全保障
発行:ミネルヴァ書房
縦220mm
499ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年7月
- 登録日
- 2016年1月8日
- 最終更新日
- 2016年1月8日
紹介
「台頭する中国」の実態は、はたしていかなるものか-。近年、急速な拡大路線をとり、多くの巨大プロジェクトを進めている中国であるが、その将来は未だ不透明である。他方、戦後日本では、軍事を中心とした安全保障研究がながらく軽視されてきたため、中国の安全保障の現状はよくわからず、理解も足らず、極端に単純化された中国イメージがはびこる大きな要因となっている。本書は、中国の陸海空軍の装備と実力はもとより、政治・経済との相互作用や、周辺諸国との緊張関係までも視野に入れつつ、第一線の研究者が最新情報に基づいて、中国の安全保障の実態を解明する。
目次
第1部 中国をめぐる安全保障環境(米国の対中安全保障観
中国とロシア-ポスト冷戦とパートナーシップ
中国と朝鮮半島-「朝鮮問題の朝鮮化」とその限界
台湾から見た中国の国防政策と軍事戦略-台湾の『国防白書』を手がかりとして
中国とインド
中国と東南アジア
安全保障と少数民族)
第2部 軍事戦略と兵力構成(陸軍の兵力とその近代化
中国海軍の発展と課題
空軍の戦略と兵力
C41(指揮・統制・通信・コンピュータ・情報)
第2砲兵部隊と核ミサイル戦力
軍事ドクトリンの変容と展開
中国人民武装警察部隊(武警)
党軍関係と軍の派閥)
第3部 国防経済と戦略的資源(軍事財政
解放軍ビジネスと国防工業(軍民転換・軍民兼容)
中国のエネルギー安全保障-軍事安全保障から総合安全保障へ
日中関係の基本)
上記内容は本書刊行時のものです。