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出版者情報
ヴィクトリア女王 : ジェンダー・王権・表象
発行:ミネルヴァ書房
縦200mm
332, 8ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2006年7月
- 登録日
- 2016年12月26日
- 最終更新日
- 2016年12月26日
紹介
わが国では、ヴィクトリア朝文化について歴史・文学・美術・あるいは建築などそれぞれの分野において研究が進んではいるが、ヴィクトリア女王そのものを対象としてとりあげた研究はなかった。本書は、男は公領域、女は私領域に活動の場を得るのが男女本来の資質に適っているという考え方が支配的であった時代にあって、「公領域の頂点に立つ女性」というパラドキシカルな存在であったヴィクトリア女王に、王権とジェンダーの関係、「視覚的表象」と「言語的表象」と王権の関係という視点から迫る「ヴィクトリア女王学」の第一歩。これはまた、わが国の「女帝論争」にも何がしか示唆するものがあろう。
目次
第1章 女性君主とドメスティック・イデオロギー
第2章 笑わない女王ヴィクトリア-「王室肖像画像」再考
第3章 アルバート公-ヴィクトリアン・ポピュラー・モナキーの成り立ち
第4章 ヴィクトリア女王とディズレーリ
第5章 女王と外国人とユダヤ人
第6章 女王は「帝国の母」だったのか?-サラ・フォーブズ・ボネッタの物語を中心に
上記内容は本書刊行時のものです。