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カフカの『変身』をすごくゆっくり読む 頭木弘樹(著) - みすず書房
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カフカの『変身』をすごくゆっくり読む (カフカノヘンシンヲスゴクユックリヨム)

文芸
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発行:みすず書房
四六変型判
重さ 500g
512ページ
定価 2,700 円+税   2,970 円(税込)
ISBN
978-4-622-09880-5   COPY
ISBN 13
9784622098805   COPY
ISBN 10h
4-622-09880-6   COPY
ISBN 10
4622098806   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年10月16日
発売予定日
登録日
2026年9月9日
最終更新日
2026年10月8日
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紹介

カフカの最高傑作にして20世紀最大の問題作の一つとされる『変身』を、頭から終わりまで、著者が新訳しながらつぶさに読み解いていく。
ある朝目覚めたら、虫になっていた――という設定のせいで非現実的な不条理小説と思われがちだが、〈身体で読む〉達人と一緒に読めば、まるでドキュメンタリーのようにリアルな、胸に刺さる場面の連続! ままならない心と体、家族とケア、居場所と権力構造……『変身』は今を生きる私たちの日常の物語だ。

〈フランツ・カフカの『変身』は読むたびに印象が変わる。新しい発見がある。
もう何度となく読み返してきたが、それでも、あらためてじっくり、できるだけ時間をかけて、細部までこだわって、味わいつくすようにして読んでみたいと思っていた。
それを実行したのがこの本だ。〉(「はじめに」より)

目次

はじめに

1 なぜ「すごくゆっくり」なのか?
2 現実への補助線という衝撃
3 カフカの「見せない力」
4 虫になったのに遅刻を気にするのはおかしい?
5 カフカの語り口と笑い
6 ベッドから出られない
7 罪悪感がやってきてベッドから出る
8 身体で読む文学
9 ドアが開かれる
10 どうしても受け入れがたいこと
11 出たとたん、追い戻される

Intermission誰が道を切り開いたのか 1
日本で最初にカフカを評価したのは誰なのか?"

12 自分の変化に食卓で気づく
13 グレーゴルの食卓
14 食べないことと飲まないこと
15 お金の問題
16 窓の大切さ
17 ケアの熱狂――もっと世話するために、もっと不幸になってほしい
18 いちばんの味方がいちばんの敵に
19 林檎が背中にめりこむ

Intermission 誰が道を切り開いたのか 2
日本で最初にカフカを翻訳したのは誰なのか?

20 家族熱
21 家族につけられた傷が、家族を思って痛む
22 自分の部屋が物置になる
23 グレーゴルとベートーヴェン
24 わからないものを待っている
25 グレーゴル、見つかる!
26 燃えつきるケア
27 家族獣――グレーゴル、死す
28 「家族がひとつになる」ことの怖ろしさ
29 なぜこのラストが気に入らないのか?

注記
あとがき
主要参考・引用文献

著者プロフィール

頭木弘樹  (カシラギ ヒロキ)  (著)

(かしらぎ・ひろき)
文学紹介者。筑波大学卒。20歳のときに難病(潰瘍性大腸炎)になり、13年間の闘病生活を送る。『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)の編訳で注目を浴び、文学紹介者として活動を始める。著書に『絶望読書』(河出文庫)、『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』(春秋社)、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)、『食べることと出すこと』(医学書院)、『自分疲れ』(創元社)、『口の立つやつが勝つってことでいいのか』(青土社)、『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)、『六人部屋の十三年間』(晶文社)など。ほかの編訳書に『絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ』(草思社文庫)、『カフカ断片集』(新潮文庫)、『カフカ俳句』(中央公論新社)など。アンソロジーに『決定版カフカ短編集』(新潮文庫)、『絶望図書館』『うんこ文学』(いずれもちくま文庫)、『絶望書店』(河出書房新社)、『ひきこもり図書館』(毎日新聞出版)ほか。
ブログ ameblo.jp/kafka-kashiragi/
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

上記内容は本書刊行時のものです。