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世界に背を向けて タラ・ザーラ(原著) - みすず書房
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世界に背を向けて (セカイニセヲムケテ) 戦間期の反グローバリズムと大衆政治 (センカンキノハングローバリズムトタイシュウセイジ)

歴史・地理
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発行:みすず書房
四六判
重さ 480g
496ページ
定価 5,400 円+税   5,940 円(税込)
ISBN
978-4-622-09829-4   COPY
ISBN 13
9784622098294   COPY
ISBN 10h
4-622-09829-6   COPY
ISBN 10
4622098296   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C1022  
1:教養 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年1月16日
書店発売日
登録日
2025年12月10日
最終更新日
2026年1月9日
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書評掲載情報

2026-04-04 毎日新聞  朝刊
評者: 飯島洋一(多摩美術大学教授・建築評論家)
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紹介

第一次世界大戦前、世界はひとつになったかに見えた。人々は国境を越え、貿易ネットワークが張り巡らされ、国際会議が行われた。だがその恩恵は平等ではなかった。戦争が勃発し、世界秩序が大きく変わると、人々の怒りとともに、反グローバリズムが燃え上がっていった。
グローバリズムは世界の相互依存を進めたが、負の影響も高めた。海上封鎖や高い関税は食糧難を呼び起こし、人々はたちまち困窮した。金融危機や感染症は国境を越えた混乱をもたらした。社会不安の元凶として外国人に激しい憎悪が向けられた。グローバリズムがもたらす不安定から逃れるため、あるいは自立を取り戻すため、自国第一主義の機運が高まった。意図せずに、世界はばらばらになった。
100年前のグローバリズムと同時に起こった反グローバリズムの潮流をとらえ、国家と人々がそれぞれの自国第一主義を実践するさまをダイナミックに描く、反グローバリズムの世界史。

目次



第I部 世界は手を取り合えるのか?
第一章 勝利は目前 1913年、ブダペスト
第二章 逃れる方法 デラージュニャとニューヨーク、1913年
第三章 我々が平和をもたらす 1915年、ホーボーケン
第四章 兵糧攻め 1917年、ウィーンとベルリン

第II部 ばらばらになる世界
第五章 感染症が人類を拘束する 1918年、ニューヨーク
第六章 縮小されて困窮する 1919年、パリ
第七章 戦勝国は約束をなにひとつ守っていない 1919年、フィウーメ
第八章 ボリシェヴィキが広がる火種 1919年、ブダペストとミュンヘン
第九章 ビザがなければ栗ひとつ食べられない 1922年、ザルツブルク
第十章 アメリカニズムを守る 1924年、エリス島

第III部 安定しない世界
第十一章 内国植民 1926年、ウィーン
第十二章 片足は大地に 1931年、アイアンマウンテン
第十三章 糸紡ぎを通じて自由を勝ち取る 1931年、ランカシャー
第十四章 大空がわたしたちの大洋 1931年、ズリーン
第十五章 国産の食材 1932年、リットリア
第十六章 経済的宥和政策 1933年、ロンドンとジュネーヴ
第十七章 生存のためのスペース 1936年、ゴスラー

終章 国際協力という新たな時代 1939年、ニューヨーク
エピローグ

謝辞
解説(小原淳)
史料一覧
原註
索引

著者プロフィール

タラ・ザーラ  (タラ ザーラ)  (原著

(Tara Zahra)
1976年生まれ。スワースモア大学卒、ミシガン大学Ph. D(歴史学)。現在、シカゴ大学歴史学部教授。専門は近現代中東欧史。2008年の最初の著作Kidnapped Souls: National Indifference and the Battle for Children in the Bohemian Lands, 1900-1948で、ローラ・シャノン賞をはじめ5つの賞を受賞。2014年にマッカーサー財団「天才賞」を受賞。邦訳に『失われた子どもたち』(みすず書房、2019)。本書は5作目の著作。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

齋藤慎子  (サイトウ ノリコ)  (

(さいとう・のりこ)
英日・西日翻訳者、ライター。おもな訳書に、ユーイング『FINE 聞いてみたら想像以上に人それぞれだったジェンダーとかの話』(2025)、フィリップス『大適応の始めかた』(2024)、ファディマン『精霊に捕まって倒れる』(共訳、2021)(以上みすず書房)ほか多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

小原淳  (オバラ ジュン)  (解説

(おばら・じゅん)
1975年生まれ。専門はドイツ近現代史。早稲田大学文学学術院教授。著書に『フォルクと帝国創設』(彩流社、2011)。訳書にCh・クラーク『夢遊病者たち』(2017)、『時間と権力』(2021)、『鋼の王国 プロイセン』(2024)、R・ゲルヴァルト『敗北者たち』(2019)(以上、みすず書房)などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

上記内容は本書刊行時のものです。