版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
存在の四次元 ジョセフ・ルドゥー(原著) - みすず書房
..
【利用可】 (連絡不要)

存在の四次元 (ソンザイノヨジゲン) 意識の生物学理論 (イシキノセイブツガクリロン)

自然科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:みすず書房
四六判
重さ 415g
392ページ
定価 3,600 円+税   3,960 円(税込)
ISBN
978-4-622-09763-1   COPY
ISBN 13
9784622097631   COPY
ISBN 10h
4-622-09763-X   COPY
ISBN 10
462209763X   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0011  
0:一般 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年3月10日
書店発売日
登録日
2025年1月24日
最終更新日
2025年3月3日
このエントリーをはてなブックマークに追加
1

紹介

「人間の本質とは何か」という伝統的な、しかし困難な問いがある。本書のねらいは、これを徹底的に科学の方法で扱うための、あたらしい理論を提示することにある。
理論の核は「生物は階層的で連絡しあう四つの次元からなる」という発想。骨格や筋肉などの身体、外部を知覚し刺激に反応する神経、その束としての脳が生み出す認知や意識が、互いに作用しあって生き物の総体をなす。この観点からそれぞれの次元に着目すれば、生物を生物のまま、ひいては人間を人間のままクリアに理解することができる――これが本書の提案である。

理論の構想は、ときに実のない空論へと堕してしまう。その対象が人間のように複雑なものなら、なおさらだ。しかし、脳と情動の関係を長く追究してきた神経科学の碩学ルドゥーの手になる本書ならその心配は無用。生物の機能獲得のすえに生じた認知や意識とはなんであり、実際のところ、どんな仕組みで人間を人間たらしめているのか――哲学に心理学、認知科学や脳の科学と、人間の本質をめぐる古今東西の議論をあまねく取り込んだ「四次元」のアイデアが、人間という対象をつかまえやすくし、さらなる探究の道をひらく。
あなたの生物観や人間理解に再考を迫る挑戦的な科学理論が、ここにある。

目次

まえがき
はじめに――あなたは誰?

I 人間の存在次元
1 人間とは何か?
2 「自己」を疑う
3 人格
4 たかが言葉、されど言葉
5 四つの存在次元

II 生物的次元
6 生命の秘密
7 身体
8 生物的存在の二重性

III 神経生物的次元
9 神経が必要だ
10 脊椎動物とその神経系
11 ローマーによる再構成
12 内臓学
13 行動

IV 認知的次元
14 外界の内化
15 認知とは何か?
16 メンタルモデル
17 モデルベースの認知の進化
18 心のなかで採餌する
19 認知的な脳

V 意識的次元
20 意識は謎なのか?
21 意識の種類
22 意識を意味あるものにする
23 事実認識と自己認識
24 非認識的意識
25 動物の意識とは、どのようなものでありうるか
26 自分自身や他者について語るストーリー

訳者あとがき

索引
参考文献(一部)と読書案内

著者プロフィール

ジョセフ・ルドゥー  (ジョセフルドゥー)  (原著

(Joseph E. LeDoux)
ニューヨーク大学神経科学センター教授。神経科学、心理学、精神医学、発達心理学を専門とする脳神経科学者。情動を司る「扁桃体(amygdara)」という脳部位の研究業績で有名。ニューヨーク大学の同僚たちと、ザ・アミグダロイズというロックバンドを組んでおり、作詞作曲とギターを担当している。本書の献辞には、その歌詞の一部を掲載している。邦訳書に『エモーショナル・ブレイン――情動の脳科学』(松本元・川村光毅ほか訳、東京大学出版会、2003年)、『シナプスが人格をつくる――脳細胞から自己の総体へ』(森憲作監修、谷垣暁美訳、みすず書房、2004年)、『情動と理性のディープ・ヒストリー――意識の誕生と進化40億年史』(駒井章治訳、化学同人、2023年)がある。また、かつての指導教官マイケル・ガザニガとの共著に『二つの脳と一つの心――左右の半球と認知』(柏原恵龍ほか訳、ミネルヴァ書房、1980年)がある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

高橋洋  (タカハシヒロシ)  (

(たかはし・ひろし)
翻訳家。訳書に、グリンカー『誰も正常ではない』(みすず書房、2022年)、メスキータ『文化はいかに情動をつくるのか』(2024年)、オサリバン『眠りつづける少女たち』(2023年)、バレット『情動はこうしてつくられる』(2019年)(以上、紀伊國屋書店)、フォスター『体内時計の科学』(2024年)、メルシエ『人は簡単には騙されない』(2021年)、カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか』(2019年)(以上、青土社)、トマセロ『行為主体性の進化』(白揚社、2023年)ほか多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

上記内容は本書刊行時のものです。