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人を動かすルールをつくる ベンヤミン・ファン・ロイ(原著) - みすず書房
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人を動かすルールをつくる (ヒトヲウゴカスルールヲツクル) 行動法学の冒険 (コウドウホウガクノボウケン)

社会科学
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発行:みすず書房
四六判
重さ 460g
352ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-622-09608-5   COPY
ISBN 13
9784622096085   COPY
ISBN 10h
4-622-09608-0   COPY
ISBN 10
4622096080   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年5月16日
書店発売日
登録日
2023年4月11日
最終更新日
2023年5月9日
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紹介

「行動科学が法律を理解する際になくてはならないことを気づかせてくれる、見事な書だ」
ロバート・チャルディーニ(アリゾナ州立大学名誉教授|『影響力の武器』)

「才気あふれ、根源的で、しかも書きぶりは美しく、人の心をつかんで離さないこの本は、ずっと前から必要だった運動のきっかけになるだろう…現状のシステムはあまりに不公正だ。本書はシステムをもっと公正にする明確な道筋を示している」
ローレンス・レッシグ(ハーヴァード大学ロースクール教授|『CODE』)

死刑の効果から、税務コンプライアンスまでを科学する。

「なぜ法律は、人間の行動を改善できないのだろうか。…
紙のうえの法律がどのように行動を形作るのか理解するためには、視点を変えなければならない。…細かいルールをいちいち目で確認するのではなく、人々がルールにどのような反応を示すかという点に注目しなければならない。そうすると、まったく異なるコードが見えてくる。それは行動のメカニズムに関するコード、すなわち行動コードだ。…
私たちの法律を改善して効率を高めるためには、この行動コードを理解しなければならない。ここでは社会科学が大いに役立つ。この分野での数十年にわたる研究の結果、法的ルールに対する人間の反応を形作る行動メカニズムが、いまでは明らかになった。目に見えない行動コードも、科学のおかげで見えるようになった。…
人間の行動を理解してこそ、法律は機能を十分に発揮して私たちの安全が守られるのだ」(本文)
従来の法学を超えた視点から、新たな規範と道徳の可能性を示した、行動法学へのいざない。

目次

1 ふたつのコードの物語

2 処罰への誤解
処罰を恐れる/処罰の確実性を高める/処罰について理解する/処罰直感に抗う

3 必要なのはアメ、ムチ、それとも象?
不法行為責任は私たちの安全を守ってくれるか/良い行動に報いる/認知と合理的選択

4 道徳的側面
コンプライアンスの道徳的論理/「善人」が悪いことをするのはなぜか/根っから不道徳な人はいるのか

5 市民的服従
市民的服従はどのように発達するのか/法執行機関の改善は可能か?

6 群れに従う
悪い事例のパワー

7 変化を知らしめる
法律を知る/犯罪への対処/社会経済的条件の重圧

8 テロリストに機会を与えない
日常行動と状況的犯罪/刑務所は犯罪者を無力化するか/私たちの銃に触るな

9 システムを食い物にする
有毒な企業文化

10 行動法学
行動コードの六つのステップ

謝辞/索引/原注/参考文献

著者プロフィール

ベンヤミン・ファン・ロイ  (ベンヤミンファンロイ)  (原著

ベンヤミン・ファン・ロイ
(Benjamin van Rooij)
アムステルダム大学法学部教授(法と社会)および法と行動センター所長、カリフォルニア大学アーヴァイン校法学グローバル教授。専門は法と行動の相互作用。現在の関心はコンプライアンスと有害な企業文化。これまでの研究成果はニューヨーク・タイムズ紙、NPRなどで多数取り上げられている。共編 Measuring Compliance (2022); The Cambridge Handbook of Compliance (以上 Cambridge University Press, 2021)。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

アダム・ファイン  (アダムファイン)  (原著

(Adam Fine)
アリゾナ州立大学助教(犯罪学と刑事司法、および法と行動科学)。カリフォルニア大学アーヴァイン校で心理学と社会行動の Ph.D. を取得。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

小坂恵理  (コサカエリ)  (翻訳

(こさか・えり)
翻訳家。訳書 マーズほか『街角さりげないもの事典』(光文社、2023)ライヒほか『システム・エラー社会』(NHK出版、2022)ペイジ『ピボット思考』(早川書房、2022)グラスリー『極限大地』(築地書館、2022)ほか。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

上記内容は本書刊行時のものです。