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味の台湾 焦桐(著/文) - みすず書房
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味の台湾 (アジノタイワン)

文芸
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発行:みすず書房
四六判
重さ 480g
392ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-622-09045-8   COPY
ISBN 13
9784622090458   COPY
ISBN 10h
4-622-09045-7   COPY
ISBN 10
4622090457   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年10月18日
書店発売日
登録日
2021年9月11日
最終更新日
2021年10月8日
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書評掲載情報

2021-12-11 朝日新聞  朝刊
評者: 江南亜美子(京都芸術大学専任講師・書評家)
2021-11-28 読売新聞  朝刊
評者: 橋本倫史(ノンフィクションライター)
2021-11-27 日本経済新聞  朝刊
評者: カニエ・ハナ(詩人)
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紹介

「二十数年前に美食家だと誤解されて以来、こんな質問をたびたびされた。“何が台湾の味なのでしょう?”“台湾の特色をそなえた食べものとは何なのですか?”知っているような気がしつつも、どう答えていいのかは分からなかった。私は台湾の食文化を研究し始め、しばしばフィールドワークにも出かけるようになった。」(「日本語版序」より)
現代詩と料理のレシピを融合させた異色の詩集『完全強壮レシピ』により名を馳せた詩人は、十数年にわたり台湾じゅうを食べ歩き、庶民に親しんだ食べものを味わいつくした。土地や店ごとにさまざまに異なる“小吃”の数々から透かし見えるのは、貧しく厳しい日々のなかで生活の平穏無事を祈り勤勉に働いた古い時代の人々の姿であり、ふるさとを思って作った食べもので郷愁を慰めた移民たちの記憶であり、台湾の歴史のなかで起こった文化の混淆と変容の痕跡であった。
台湾の味わいを、時に甘やかに、時にほろ苦く描き出し、台湾飲食文学の聖経と評された『味道福爾摩莎』より60篇を厳選。

目次

日本語版序

〈一〉担仔麵 肉臊飯 白斬鶏 肉円 虱目魚 米粉湯 木瓜牛奶 焼肉粽 芒果牛奶氷 沏仔麵
〈二〉四臣湯 鱔魚麵 白湯猪脚 鹹粥 緑豆椪 蚵仔煎 羊肉爐 客家小炒 封肉 鹹湯円
〈三〉棺材板 甜不辣 炸排骨 紅糟焼肉 紅蟳米糕 爆肉 烏魚子 台湾珈琲
〈四〉小籠包 臭豆腐 川味紅焼牛肉麵 永和豆漿 米干 蚵嗲 猪血湯 貢糖
〈五〉仏跳牆 麻油鶏 牛舌餅 魚丸湯 阿給 鴨賞 米篩目 排骨湯 茶葉蛋 文山包種茶 焼酒螺 貢丸湯 桜桃鴨 豆花
〈六〉鳳梨苦瓜鶏 生炒花枝 菜脯蛋 黒白切 冬瓜茶 橘醬 麵線 葱抓餅 枝仔氷 刈包

訳者あとがき

著者プロフィール

焦桐  (ジアオトン)  (著/文

詩人、文学者、編集者。1956年台湾高雄市生まれ。本名葉振富。台湾を代表する現代詩人の一人であり、詩とレシピを融合させた詩集『完全強壮レシピ』(台北:時報出版、1999年。邦訳書は池上貞子訳、思潮社、2007年)を発表以来、台湾の食文化に関する研究・執筆を進める。出版社「二魚文化」を立ち上げ、台湾で発表された飲食についての散文を年度ごとに編集・出版。また国立中央大学中国文学科で教える教授としての顔も持つ。詩集・散文・研究書も含め著作多数。近著に野菜と果物に関するエッセイ『蔬果歳時記』(2016)、二人の娘との日々を書いた『為小情人做早餐』(2020)など。

川浩二  (カワコウジ)  (翻訳

文学者、翻訳家。立教大学外国語教育研究センター教育講師。1976年東京生まれ。専門は中国近世の文学・文化。訳書に崔岱遠『中国くいしんぼう辞典』(みすず書房)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。