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出版者情報
誤診のおこるとき【新装版】
精神科診断の宿命と使命
発行:みすず書房
四六判
重さ 330g
196ページ
定価
3,600円+税
- 初版年月日
- 2021年4月1日
- 書店発売日
- 2021年4月9日
- 登録日
- 2021年3月5日
- 最終更新日
- 2021年4月2日
紹介
「診断とは、疾患について、疾患をもつ個体について、さらに個体をつつむ環境について、必要なあらゆることを知り尽くそうとする、終わりのない努力を意味すると言える」
『精神医学ハンドブック』で知られる著者が誤診例をまとめた名著。再刊にあたり、「うつ病の労務災害」「発達障害」「精神安定剤・睡眠薬の副作用」など今日的なトピックを追加した。さらに最終章に加えた論考「精神科診断の宿命と使命」では、診断に必要な経験と知識、操作的診断運用上の注意点を踏まえながら、あらためて精神科診断の基本を整理する。
精神症状のみならず付随する身体症状にも着眼した症例検討は、精神科以外の医師にも日々の臨床の一助となるだろう。研修医から精神科志望者まで、診断学への入口に最適の一冊。
目次
はじめに
第一部 精神科診断における誤診と了解
第一章 誤診とは
第二章 了解をめぐって
第二部 症例の検討
第一章 身体疾患の症状と了解
第二章 気分(感情)障害と了解
第三章 うつ病の労務災害と職場復帰
第四章 統合失調症と了解
第五章 パニック障害と了解
第六章 精神安定剤・睡眠薬の副作用
第七章 発達障害と了解
付章 精神科診断の宿命と使命――常識的診断と操作的診断基準――
あとがきにかえて――精神科診断小史――
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。