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ハンナ・アーレント エリザベス・ヤング=ブルーエル(著/文) - みすず書房
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ハンナ・アーレント 〈世界への愛〉の物語

哲学・宗教
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発行:みすず書房
四六判
重さ 820g
912ページ
定価 7,800円+税
ISBN
978-4-622-08983-4   COPY
ISBN 13
9784622089834   COPY
ISBN 10h
4-622-08983-1   COPY
ISBN 10
4622089831   COPY
出版者記号
622   COPY
 
Cコード
C0010
一般 単行本 哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年3月16日
書店発売日
登録日
2021年2月10日
最終更新日
2021年3月4日
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紹介

1906年にドイツ、ハノーファーのユダヤ人家庭に生まれてから1975年にニューヨークの自宅で亡くなるまで。少女時代の体験からハイデガー、ヤスパースらと出会う大学時代、ナチス下のドイツから逃亡し、ユダヤ人救援活動をしながらブリュッヒャーやベンヤミンと邂逅し、収容所体験をするパリ時代、そしてアメリカに亡命、『全体主義の起原』を1951年に世に問い、その後『人間の条件』『過去と未来の間』『革命について』の執筆からアイヒマン論争、晩年まで。その生涯の詳細と作品分析と意味について、同時代人のインタビューや膨大な資料をもとにアーレントに直接教わった一番弟子が描く、今でも超えることのできない決定版伝記、第二版。

没後ますます評価の高まる政治哲学者がそのつどの時代に思考し判断し活動したすべてを、共に考えるために。その生き生きとした形姿と言葉を、共に感じるために。アーレント研究の現在をふまえた新たな翻訳で、ここにおくる。

目次

序文
第二版への序文
謝辞

第1部 1906-1933

第1章〈私たちの子〉 1906-1924
ケーニヒスベルクの一族たち
太陽の子に翳りがさす
困難で悲しい歳月
疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)

第2章 影 1924-1929
情熱的な思考
尋常ならぬ、不思議なもの
隣人愛

第3章 ユダヤ人女性としての人生 1929-1933
哲学の擁護者
自伝としての伝記
政治の方向に踏み出す
昼と夜
シオニストたちの抵抗

第2部 1933-1951

第4章 国籍なき者たち 1933-1941
彼女の民族
ハインリヒ・ブリュッヒャー
ファシズムの授業
亡命の途上で

第5章 忠実さは真理のしるしである 1941-1948
環境への順応、さまざまな義務
ユダヤ軍のために
時代の重荷――「最終解決」の歳月
慰め
全体主義の起原

第6章 公的な生活における私的な顔 1948-1951
ヨーロッパ人たち
現在のための政治理論
マルタ・アーレントの死
確証
将来の哲学のための基礎

第3部 1951-1965

第7章 世界のうちに落ち着くこと 1951-1961
二人君主の体制(デュアル・モナーキー)
さまざまな反共主義
アメリカとヨーロッパ――革命をめぐる思考
ヨーロッパでの「賛辞(ラウダティオ)」
アメリカにおけるある論争
世界への愛(アモール・ムンディ)

第8章 後からの癒し――『エルサレムのアイヒマン』 1961-1965
裁判の報告者
悪の陳腐さ
アイヒマン論争
反響
答えられなかった問い

第4部 1965-1975

第9章 暗い時代のアメリカ 1965-1970
〈共和国〉
公共の場への出現
『革命について』
全体主義の再検討
1968年の暴力について
ヤスパースとの別れ
道徳的かつ政治的な活動
ブリュッヒャー

第10章 〈もはやない〉と〈まだない〉――『精神の生活』 1970-1975
哲学の慰め
この考える営み
老年について(De Senectute)
最期の一年
理解する作業

訳者あとがき
ハンナ・アーレント家系図

アーレント著作一覧
写真一覧
索引

著者プロフィール

エリザベス・ヤング=ブルーエル  (エリザベスヤングブルーエル)  (著/文

1946-2011。ニューヨークのニュースクール・フォー・ソーシャル・リサーチでハンナ・アーレントを指導教官として学び、1974年博士号取得(哲学専攻)。コロンビア大学の精神分析訓練研究所研究員として従事した。著書はHannah Arendt: For Love of the World (1982, Second Edition, 2004, 『ハンナ・アーレント』みすず書房、2021)、Why Arendt Matters(2006, 『なぜアーレントが重要なのか』みすず書房、2008、新装版2017)のほか、『偏見と差別の解剖』(明石書店、2007)、Anna Freud: A Biography (1988)、Mind and the Body Politic (1989)、Where Do We Fall When Fall in Love? (2003)などがある。

大島かおり  (オオシマカオリ)  (翻訳

1931-2018。東京女子大学文学部卒業。訳書 エンデ『モモ』(岩波書店、1976)、ホフマン『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ』『砂男/クレスピル顧問官』(光文社古典新訳文庫、2009、2014)のほか、みすず書房からはアーレント『全体主義の起原』2・3(共訳、1972、1974、新版2017)『ラーエル・ファルンハーゲン』(1999)『アーレント=ハイデガー往復書簡 1925-1975』(共訳、2003)『アーレント=ヤスパース往復書簡 1926-1969』(全3巻、2004)『反ユダヤ主義――ユダヤ論集 1』『アイヒマン論争――ユダヤ論集 2』(共訳、2013)『アーレント=ブリュッヒャー往復書簡』(共訳、2014)、ヤング=ブルーエル『ハンナ・アーレント』(共訳、2021)、フィールド『天皇の逝く国で』(1994、増補版2011)、『祖母のくに』(2000)、リンゲルブルム『ワルシャワ・ゲットー』(1982、新版2006)、スレーリ『肉のない日』(1992)、ルクセンブルク『獄中からの手紙』(2011)、ゴードン『ミシンと日本の近代』(2013)などがある。

矢野久美子  (ヤノクミコ)  (翻訳

964年に生まれる。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。フェリス女学院大学国際交流学部教授。思想史専攻。著書に、『ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所』(みすず書房、2002)『ハンナ・アーレント――「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』(中公新書、2014)。訳書に『アーレント政治思想集成』全2巻(共訳、みすず書房、2002)、アーレント『反ユダヤ主義――ユダヤ論集 1』『アイヒマン論争――ユダヤ論集 2』(共訳、みすず書房、2013)、ヤング=ブルーエル『なぜアーレントが重要なのか』(みすず書房、2008、新装版2017)『ハンナ・アーレント――〈世界への愛〉の物語』(共訳、みすず書房、2021)他。

粂田文  (クメダアヤ)  (翻訳

上智大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程単位取得退学。文学博士。慶應義塾大学理工学部准教授。専門は現代ドイツ文学。訳書にデーブリーン『たんぽぽ殺し』(共訳、河出書房新社、2016)、ヤング=ブルーエル『ハンナ・アーレント――〈世界への愛〉の物語』(共訳、みすず書房、2021)、字幕にファスビンダー『ベルリン・アレクサンダー広場』(共訳、IVC、2013)他。

橋爪大輝  (ハシヅメタイキ)  (翻訳

東京外国語大学外国語学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。千葉大学ほか非常勤講師。哲学・倫理学専攻。著書に『アーレント読本』(共著、法政大学出版局、2020)、訳書にホワイト『メタヒストリー』(共訳、作品社、2017)、ヤング=ブルーエル『ハンナ・アーレント――〈世界への愛〉の物語』(共訳、みすず書房、2021)。

上記内容は本書刊行時のものです。