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マーシャル・プラン ベン・ステイル(著/文) - みすず書房
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マーシャル・プラン (マーシャルプラン) 新世界秩序の誕生 (シンセカイチツジョノタンジョウ)

歴史・地理
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発行:みすず書房
四六判
重さ 605g
696ページ
定価 5,400円+税
ISBN
978-4-622-08906-3   COPY
ISBN 13
9784622089063   COPY
ISBN 10h
4-622-08906-8   COPY
ISBN 10
4622089068   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年8月7日
書店発売日
登録日
2020年6月17日
最終更新日
2020年8月4日
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書評掲載情報

2020-12-27 読売新聞  朝刊
評者: 加藤聖文(国文学研究資料館准教授、歴史学者)
2020-10-10 日本経済新聞  朝刊
評者: 渡邊啓貴(帝京大学教授)
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紹介

これまでで最高の研究だ。
――ポール・ケネディ(イェール大学教授。『大国の興亡』)

外交、経済、大戦略を鋭敏に把握し、
冷戦とポスト冷戦時代を理解する新標準を打ち立てている。
――ジョン・ルイス・ギャディス(イェール大学教授。『大戦略論』)

70年後の今、経済的・軍事的にまったく異なった環境で…われわれのリーダーたちが、70年前の実際的な知恵とアイデアから恩恵を受けられんことを願う。
――ポール・ボルカー(第12代連邦準備制度理事会議長)

リーダーと識者たちは今も世界中で新たな「マーシャル・プラン」を求め続けているが、現実のそれがどのようなもので、どのように形成され、何を成し遂げたのかを真に理解している者はどれほどいるだろうか? 目と心を開かせてくれる一冊だ。
――アラン・グリーンスパン(第13代連邦準備制度理事会議長)

「本書は新たに始まった冷戦の中心にマーシャル・プランを大胆に位置づけ、ソ連が苦労のすえに勝ち取った中欧と東欧の緩衝地帯にこのプランが脅威をおよぼす可能性について、スターリンがいかに真剣に考えていたかに焦点を当てる…プラハでのクーデターやベルリンの封鎖など、冷戦初期の劇的なエピソードのほとんどは、マーシャル・プランを挫折させ、欧州全域におけるアメリカの影響力弱体化を狙うスターリンの強い決意が原動力だった」
「マーシャル・プランがアメリカ外交の最大の成果のひとつとして記憶されるのは、先見の明があったからだが、実際に効果を発揮したからでもある…政治的手腕が素晴らしい成果を発揮するためには、高い理想を掲げながらも現実に目を向けなければならない。私たちは、それを教訓として再び学ぶ必要がある」(本文より)
この巨額かつ野心的な欧州復興イニシアティブは、いかにして冷戦という世界秩序を形作り、アメリカの戦後の大戦略に資したのか。アメリカ、ロシア、ドイツ、チェコの新資料を駆使して、その全貌を描いた決定版。

目次

はじめに
第1章 プロローグ
第2章 危機
第3章 決裂
第4章 プラン
第5章 罠
第6章 団結
第7章 説得
第8章 ソーセージ
第9章 破壊活動
第10章 通過
第11章 対決
第12章 分断
第13章 成功?
第14章 残響

謝辞

索引
原注
参考文献
登場人物紹介
付録A トルーマン・ドクトリンの演説
付録B マーシャルのハーバード講演
付録C データ
付録D 地図

著者プロフィール

ベン・ステイル  (ベンステイル)  (著/文

米外交問題評議会シニア・フェロー、国際経済学ディレクター。学術誌『International Finance』創刊者兼編集者。オックスフォード大学ナッフィールド・カレッジのロイズ保険組合300周年研究基金の特別研究員の後、1992年より英王立国際問題研究所国際経済プログラムのディレクターを務め、1999年から上記評議会で現職。邦訳『ブレトンウッズの闘い』(小坂恵理訳、日本経済新聞出版社、2014)『マーシャル・プラン』(小坂恵理訳、みすず書房、2020)。

小坂恵理  (コサカエリ)  (翻訳

翻訳家。訳書 ステイル『マーシャル・プラン』(みすず書房、2020)同『ブレトンウッズの闘い』(日本経済新聞社、2014)ウォルシュ『ポール・ローマーと経済成長の謎』(日経BP、2020)ランピーノ『繰り返す天変地異』(化学同人、2019)ソニ他『クロード・シャノン 情報時代を発明した男』(筑摩書房、2019)ラックマン『イースタニゼーション』(日本経済新聞出版社、2019)フェルプス『なぜ近代は繁栄したのか』(みすず書房、2016)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。