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スマートマシンはこうして思考する ショーン・ジェリッシュ(著/文) - みすず書房
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スマートマシンはこうして思考する (スマートマシンハコウシテシコウスル)

自然科学
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発行:みすず書房
四六判
重さ 470g
400ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-622-08878-3   COPY
ISBN 13
9784622088783   COPY
ISBN 10h
4-622-08878-9   COPY
ISBN 10
4622088789   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0040  
0:一般 0:単行本 40:自然科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年3月2日
書店発売日
登録日
2020年1月22日
最終更新日
2020年2月25日
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紹介

人間の思考とAI(人工知能)の“思考”の組立ては、どう違うのか? AI研究の主なブレイクスルーをつぶさにたどりながら、スマートマシンの知能のメカニズムを説き明かす。自動運転車、「おすすめ(レコメンド)」や音声認識のシステムから、ワトソン、アルファ碁、スタークラフト・ボットまで──それぞれに興味をそそるAIについて、構築の工程をこの本の中で疑似体験するかのような読みごたえ。そうするうちに、簡単なAIの理解からきわめて高度なAIの理解へと、着実に導かれる。
元・Google機械学習&データサイエンス・チームのエンジニアリング・マネージャーである著者が、コードや数式を使わずに詳らかにできるぎりぎりまで踏み込んで解説している。大づかみではなく具体的にAIとは何かを見極めたい読者のための一冊だ。「好奇心と、少しの集中力」を使ってフタを開けてみれば、AIには何の神秘もない。神秘よりもずっとおもしろい。
砂漠の自動運転車レースやNETFLIXプライズなど、AI開発史を彩るエキサイティングな舞台と研究者たちの奮闘も、著者は臨場感たっぷりに振り返る。有名無名のエンジニアたちがアイデアをぶつけ合って革新を積み上げてきた、研究コミュニティの活力が伝わってくる。

目次

本書に寄せて (ケビン・スコット)
はじめに
第1章 オートマトンの秘密
第2章 自動運転車とグランド・チャレンジ
第3章 車線を外れない──自動運転車の認識技術
第4章 交差点で停止する──自動運転車の頭脳
第5章 ネットフリックスとレコメンデーション・エンジン
第6章 成功のカギはアンサンブル
第7章 コンピュータに報酬を与えて学習させる
第8章 ニューラルネットワークを使ってアタリのゲームに勝つ方法
第9章 人工ニューラルネットワークは世界をどう見ているか
第10章 深層ニューラルネットワークの奥にあるのは
第11章 聞く、話す、覚えるニューラルネットワーク
第12章 自然言語と『ジェパディ!』のクイズ問題を理解する
第13章 『ジェパディ!』の正解を掘り出す
第14章 力まかせ探索と優れた戦略の発見
第15章 名人級の囲碁の腕
第16章 リアルタイムAIと〈スタークラフト〉
第17章 50年後、さらにその先

謝辞/解説(栗原聡)/原注/索引

著者プロフィール

ショーン・ジェリッシュ  (ショーンジェリッシュ)  (著/文

自称「機械学習geek」のソフトウェア・エンジニア。プリンストン大学にてPh.D.(コンピュータ・サイエンス)を取得後、テザ・テクノロジーズ社(Teza Technologies)のエンジニア、および、グーグル社(Google)機械学習&データサイエンス・チームのエンジニアリング・マネージャーを務める。『スマートマシンはこうして思考する』(MIT Press, 2018, 依田光江訳、みすず書房、2020)が初の著書。

依田光江  (ヨダミツエ)  (翻訳

外資系IT企業勤務を経て、翻訳業を開始。IT系実務翻訳とノンフィクション書籍の両方を手掛ける。訳書に、クレイトン・M・クリステンセン『繁栄のパラドクス』、『ジョブ理論』、アレック・ロス『未来化する社会』(以上、ハーパーコリンズ・ジャパン)、ピーター・ラビンズ『物事のなぜ』(英治出版)、ベン・パー『アテンション』(共訳、飛鳥新社)、デブラ・レヴィン・ゲルマン『子どものUXデザイン』(ビー・エヌ・エヌ新社)、ショーン・ジェリッシュ『スマートマシンはこうして思考する』(みすず書房)、ほか多数。

栗原聡  (クリハラサトシ)  (解説

慶應義塾大学理工学部(管理工学科)教授。専門は人工知能・複雑ネットワーク科学・計算社会科学。著書に『AI兵器と未来社会』(朝日新書)、『人と共生するAI革命』(共著、エヌ・ティー・エス)ほか。共訳書にワッツ『スモールワールド』(東京電機大学出版局)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。