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恐竜の世界史 スティーブ・ブルサッテ(著/文) - みすず書房
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恐竜の世界史 (キョウリュウノセカイシ) 負け犬が覇者となり、絶滅するまで (マケイヌガハショトナリゼツメツスルマデ)

自然科学
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発行:みすず書房
四六判
重さ 500g
368ページ
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-622-08824-0   COPY
ISBN 13
9784622088240   COPY
ISBN 10h
4-622-08824-X   COPY
ISBN 10
462208824X   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0040  
0:一般 0:単行本 40:自然科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年8月8日
書店発売日
登録日
2019年6月24日
最終更新日
2019年8月6日
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書評掲載情報

2019-08-18 毎日新聞  朝刊
評者: 中村桂子(JT生命誌研究館館長)
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紹介

今は、「恐竜化石の大発見時代」だ。次々と新種が報告されており、恐竜の歴史は大きく書きかえられてきた。
著者は、世界各地で発掘調査を行い、15種もの新種を記載してきた若手恐竜学者である。その研究の多くが、恐竜たちの歴史を念頭に置いて行われてきた。
たとえば、史上最大の大量絶滅事件の後、地上に出現した初期の恐竜はどのような姿だったのか。著者たちは探偵さながらに足跡化石を追い、足跡の主の姿や運動能力を推理していく。
また、恐竜たちはどのようにして世界中に広がり、支配階級に上り詰めていったのか。その過程は、膨大な化石の記録を見直し、統計解析を行うことで明らかになった。実はその道のりは厳しく、初期の恐竜たちは弱い立場に置かれていた。
化石を発見した瞬間の喜びや、かつて“恐竜少年”だった著者と研究者たちとの交流のエピソード、恐竜視点で描かれる「絶滅の日」など、多彩な描写を追ううちに、最新の恐竜研究と恐竜たちの歴史を一望できる一冊である。

目次

プロローグ 恐竜化石の大発見時代
1 恐竜、興る
2 恐竜、台頭する
3 恐竜、のし上がる
4 恐竜と漂流する大陸
5 暴君恐竜
6 恐竜の王者
7 恐竜、栄華を極める
8 恐竜、飛び立つ
9 恐竜、滅びる
エピローグ 恐竜後の世界
謝辞
訳者あとがき
参考文献
索引

著者プロフィール

スティーブ・ブルサッテ  (スティーブブルサッテ)  (著/文

1984年アメリカ生まれ。エジンバラ大学で教鞭を執る。博士号をコロンビア大学で取得後、2013年より現職。専門は恐竜などの古脊椎動物の解剖学・系統学・進化。これまでにブラジル、イギリス、中国、リトアニア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、アメリカでフィールドワークを行う。また、15種を新種として記載している。著書に、Dinosaurs(Quercus 2008), Dinosaur Paleobiology(Wiley-Blackwell, 2012年), Day of the Dinosaurs(Wide Eyed Editions, 2016年), Walking with Dinosaurs Encyclopedia(HarperCollins, 2013年), The Rise and Fall of the Dinosaurs(William Morrow, 2018年〔『恐竜の世界史』黒川耕大訳、土屋健日本語版監修、みすず書房〕)などがある。

黒川耕大   (クロカワコウタ)  (翻訳

翻訳家。金沢大学理学部地球学科卒業、同大学自然科学研究科生命・地球学専攻修了。ナショナルジオグラフィックチャンネルやディスカバリーチャンネルなどの科学番組の翻訳を数多く手掛ける。

土屋健  (ツチヤケン)  (監修

埼玉県生まれ。オフィス ジオパレオント代表、サイエンスライター。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て独立し、2012年より現職。雑誌等への寄稿、著作多数。2019年、日本古生物学会貢献賞を受賞。近著に『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編』(技術評論社)など。監修書も多数。

上記内容は本書刊行時のものです。