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出版者情報
工場日記
発行:みすず書房
四六判
重さ 370g
264ページ
定価
4,200円+税
- 初版年月日
- 2019年7月1日
- 書店発売日
- 2019年7月11日
- 登録日
- 2019年5月25日
- 最終更新日
- 2019年7月5日
書評掲載情報
2019-12-15 |
毎日新聞
朝刊 評者: 堀江敏幸(作家) |
2019-09-15 |
毎日新聞
朝刊 評者: 堀江敏幸(作家) |
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紹介
1934年冬から翌年の夏まで、二度の失職と求職活動を挟みながら、25歳のヴェイユはアルストン、ルノーなど三つの工場で働いた。労働と労働者をつなぐ諸関係を深く知り、労働のうちに存する不幸と自由、尊厳の問題を考え抜くには、みずから女工の生活に飛び込む以外にない――赴任先のフランス中部のリセで教壇に立ちながら、週末ごとに炭坑夫や革命的労働組合主義者たちと交わるなかで選びとった結論だった。
生命を根こぎにする工場の苛酷な労働の中に、全宇宙の実在性を身体で実感する日々。それ以前にかたちづくられた思考に現実世界のなかで確かな足場が与えられてゆく。機械と人間、労働と労働者、技術と文明…「死ぬまで消えない奴隷の刻印」と引き替えにのこされた、稀有な記録。
目次
凡例
工場日記
工場日記
断片
解説 佐藤紀子
工場の火花に照らされて――『工場日記』をめぐる追加考察 冨原眞弓
上記内容は本書刊行時のものです。