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いかにして日本の精神分析は始まったか 西 見奈子(著/文) - みすず書房
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いかにして日本の精神分析は始まったか 草創期の5人の男と患者たち ソウソウキノゴニンノオトコトカンジャタチ

発行:みすず書房
四六判
重さ 350g
256ページ
定価 3,200円+税
ISBN
9784622087960
Cコード
C1011
教養 単行本 心理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年3月22日
書店発売日
登録日
2019年2月9日
最終更新日
2019年3月18日
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紹介

「1920年代後半から1930年代にかけて、日本の精神分析運動は大きな盛り上がりを見せた。(…)しかし、そのような戦前の日本の精神分析については、これまでほとんど知られていない。(…)本書の目的は、精神分析が日本でどのように始まり、展開していったのか、特に精神分析臨床の文脈における草創期の全貌を明らかにするものである。(…)
歴史はトラウマに満ちている。(…)精神分析は、個人の歴史の再構成が、心的変化に重要な役割を持つと考えてきた。精神分析が示し続けてきたのは、歴史を知ることから、私たちは現在の問題を理解する枠組みを学べるということであり、これから歩むべき道をもまた知ることができるということである」(はじめに)

日本の精神分析におけるパイオニアである五人の男たち――矢部八重吉、丸井清泰、大槻憲二、中村古峡、古澤平作。彼らはなぜ精神分析に向かったのか。そして、どんな者が分析家となるのか。彼らの人生と臨床に残された資料を丹念に調査し、日本の精神分析の歴史と治療の実質を紐解いてゆく。それは、なぜ日本に精神分析が根を下ろさないのか、の答えを探る試みでもあるだろう。
臨床家である著者が、精神分析の暗闇に初めて光をあてる、画期的な著作である。

目次

はじめに
第一章 精神分析家の誕生――矢部八重吉
第二章 精神医学における精神分析――丸井清泰
第三章 文学者の精神分析――大槻憲二
第四章 日本の精神分析外縁――中村古峡
第五章 日本精神分析学会の創設――古澤平作
あとがき

草創期の日本の精神分析の年譜
草創期の日本の精神分析の系譜
参考文献
人名索引

著者プロフィール

西 見奈子  (ニシミナコ)  (著/文

心理学博士。2006年九州大学大学院人間環境学府博士後期課程単位修得退学。現在、京都大学大学院教育学研究科准教授、白亜オフィス。著書『いかにして日本の精神分析は始まったか――草創期の5人の男と患者たち』(みすず書房、2019)。共著書に『教育相談支援 子どもとかかわる人のためのカウンセリング入門」(編著、萌文書林、2010)『いのちを巡る臨床』(共著、創元社)『「臨床のこころ」を学ぶ心理アセスメントの実際』(共著、金子書房)。共訳書にサンダース『ポスト・クライン派の精神分析』(中川慎一郎監訳、みすず書房、2013)メルツァー『自閉症世界の探求』(平井正三監訳、金剛出版、2014)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。