版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
第一印象の科学 アレクサンダー・トドロフ (著/文) - みすず書房
..
【利用不可】

第一印象の科学 (ダイイイチインショウノカガク) なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか? (ナゼヒトハカオニマドワサレテシマウノカ)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:みすず書房
四六判
重さ 530g
408ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-622-08762-5   COPY
ISBN 13
9784622087625   COPY
ISBN 10h
4-622-08762-6   COPY
ISBN 10
4622087626   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0011  
0:一般 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年1月16日
書店発売日
登録日
2018年12月6日
最終更新日
2019年1月9日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2019-03-31 読売新聞  朝刊
評者: 三中信宏(進化生物学者)
2019-03-02 日本経済新聞  朝刊
評者: 渡辺正峰(東京大学准教授)
2019-02-23 朝日新聞  朝刊
評者: 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)
MORE
LESS

紹介

すばらしい本だ。
――ダニエル・カーネマン(プリンストン大学教授)

トドロフの研究は、楽しくて、すこしショッキングだが、もっと深い含意をもっている――われわれの意思決定と行動の多くは無意識のものであり、われわれには知られていないのだ。恐ろしくも楽しい本。
――デヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)

・ 選挙結果は顔つきで予測できる。
・ 赤ちゃんはすでに信頼できる人を知っている。
・ 採用試験に面接は必要ない。
・ 人は自分の部族のメンバーに似た者を信用する。

「私たちが読み取っている地図は…私たち自身の中にあり、自らの文化、個人的経験、バイアスによって形作られたものだ。それは他者の顔を読み取るときに出現する。こうした地図の意味はつかみどころがないものであるにもかかわらず、私たちは読まずにいられない。乏しい情報から過大な意味を引き出して顔の価値を作り出しているのは、実は私たち自身なのだ。本書は、いかにして人は世界で一番面白い地図を作り出すかについて語るものである。この地図とは、すなわち顔の地図だ」(プロローグ)。
印象の数学的モデルを構築することによって、数々の成果をあげてきた研究者による、顔研究のすべて。

目次

プロローグ

第I部 観相学はなぜ人を惹きつけるのか
1 観相学者の約束
2 一目で抱く印象
3 結果を伴う印象

第II部 第一印象を理解する
4 心理学者の仕事
5 見えないものを可視化する
6 印象の機能
7 見る人次第

第III部 第一印象の(不)正確さ
8 誤解を招く画像
9 次善の判断
10 進化の物語
11 人生は顔に痕跡を残す

第IV部 顔の特別な地位
12 人は生まれつき顔に関心を払う
13 脳内の顔モジュール
14 錯覚に満ちた顔のシグナル

エピローグ 再び進化の物語について

謝辞

索引
原注および出典
図版クレジット

著者プロフィール

アレクサンダー・トドロフ   (アレクサンダートドロフ )  (著/文

プリンストン大学心理学教授。プリンストン脳科学研究所、プリンストン大学ウッドロウ・ウィルソン・スクールにも所属。第一印象研究の第一人者。研究は『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『デイリーテレグラフ』ほか多数で紹介されている。著書『第一印象の科学』(Princeton University Press, 2017, 中里京子訳、みすず書房、2018)。

中里京子  (ナカザトキョウコ)  (翻訳

翻訳家。早稲田大学教育学部卒業。訳書にジェーン・カンピオン他『ピアノ・レッスン』(学樹書院、1995)、ローワン・ジェイコブセン『ハチはなぜ大量死したのか』(文春文庫、2011)、レベッカ・スクルート『不死細胞ヒーラ』(講談社、2011)、ギルバート・ウォルドバウアー『食べられないために』(みすず書房、2013)、デイミアン・トンプソン『依存症ビジネス』(ダイヤモンド社、2014)、フィリップ・ヒューストン他『交渉に使えるCIA流──嘘を見抜くテクニック』(創元社、2015)、デイヴィッド・ヒーリー『ファルマゲドン――背信の医薬』(みすず書房、2015)、ジョン・マッケイド『おいしさの人類史』(河出書房新社、2016)、『チャップリン自伝』(新潮文庫、2017)、アレクサンダー・トドロフ『第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?』(みすず書房、2019)など多数。

作田由衣子  (サクタユイコ)  (監修

実践女子大学生活科学部専任講師。早稲田大学人間科学学術院助教、中央大学文学部研究員などを経て現職。専門は感性認知、記憶、顔認知などを中心とした認知心理学。著書『ゼロからはじめる心理学・入門』(共著、有斐閣、2015)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。