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死を生きた人びと 小堀鷗一郎(著/文) - みすず書房
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死を生きた人びと (シヲイキタヒトビト) 訪問診療医と355人の患者 (ホウモンシンリョウイトサンビャクゴジュウゴニンノカンジャ)

社会一般
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発行:みすず書房
四六判
216ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-622-08690-1   COPY
ISBN 13
9784622086901   COPY
ISBN 10h
4-622-08690-5   COPY
ISBN 10
4622086905   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年3月29日
最終更新日
2018年4月20日
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書評掲載情報

2018-12-09 毎日新聞  朝刊
評者: 池内紀(独文学者)
2018-10-27 朝日新聞  朝刊
評者: 池内紀(独文学者)
2018-07-21 日本経済新聞  朝刊
評者: 上田紀行(文化人類学者)
2018-07-01 東京新聞/中日新聞  朝刊
2018-06-17 毎日新聞  朝刊
評者: 池内紀(独文学者)
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紹介

355人の看取りに関わった往診医が語るさまざまな死の記録。延命のみに長けた現代社会で、患者たちが望み、模索し続けた最期とは。

現代日本では、患者の望む最期を実現することは非常に難しい。多くの患者が、ひたすら延命しようとする医者や、目前の死期を認識しない親族と患者自身、病院外の死を「例外」とみなす社会によって、望まない最期に導かれていくためだ。しかし著者の患者たちは、著者と語り合ううちにそれぞれの望む死を見いだしていく。その結果、7割の患者が自宅での死を選んでいる。鮮烈なエピソードを通じ読者に「どう死にたいか」を問う一冊。

目次

はじめに

第1章 在宅医療の世界へ

第2章 在宅死のリアリティ――死者三五五名からのメッセージ
1 在宅医療と在宅死
2 在宅医療・在宅死の経済的側面
3 患者と家族にとっての在宅死
4 医師は在宅医療を知らない
5 介護関係者・行政・社会にとっての在宅死
6 常に慰める

第3章 在宅死のアポリア ――情報社会が提供するさまざまなニュースから
1 「老い」は戦うべき相手か
2 希望なき生――「先生、死ねる薬はないのですか」
3 看取るのは医師だけか
4 医者にかからないで死ぬということ
5 在宅死なき在宅医療――ビジネス化の行き着くところ
6 在宅死は理想的な死か
7 最期を選べない患者たち
8 未来におけるアポリア
 1 医師は足りるか / 2 訪問看護師は足りるか
 3 介護職員は足りるか / 4 介護施設は足りるか
 5 病床数は足りるか / 6 二〇二五年問題への対応策

第4章 見果てぬ夢
1 世界の悲惨/日本の悲惨
2 オーダーメイド医療/オートメーション医療
3 ある老医師の手紙

あとがき

著者プロフィール

小堀鷗一郎  (コボリオウイチロウ)  (著/文

1938年、東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業。医学博士。東京大学医学部付属病院第一外科、国立国際医療研究センターに外科医として約40年間勤務。定年退職後、埼玉県新座市の堀ノ内病院に赴任、在宅診療に携わり、355人の看取りにかかわる。うち271人が在宅看取り。現在 訪問診療医。母は小堀杏奴。祖父は森鴎外。

上記内容は本書刊行時のものです。