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福島第一 廃炉の記録 西澤 丞(著/文 | 写真) - みすず書房
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福島第一 廃炉の記録 (フクシマダイイチハイロノキロク)

社会一般
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発行:みすず書房
縦210mm 横297mm
120ページ
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-622-08684-0   COPY
ISBN 13
9784622086840   COPY
ISBN 10h
4-622-08684-0   COPY
ISBN 10
4622086840   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年1月17日
最終更新日
2018年3月1日
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書評掲載情報

2018-03-11 朝日新聞  朝刊
評者: 佐伯一麦(作家)
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紹介

廃炉の現場を捉えた唯一無二の記録写真集。2018年3月1日刊。

今も数千人が働く福島第一原子力発電所の廃炉作業を、2014年から撮影し続けている写真家・西澤丞。氏の写真には、巨大な原子炉の周囲で懸命に働く人々の姿や、今も残る津波の爪痕、真新しい設備群の内部、ガレキの積み重なる放射性廃棄物の保管庫など、福島第一のまさに現場の姿がとらえられています。
本書は、廃炉作業が現在も進行中であり、まだ始まったばかりであることを実感できる、唯一無二のフォトドキュメンタリーです。西澤氏の150点を超える写真に解説・図版を添え、すべての本文に英訳を併記していることが大きな特徴です。資料的価値の高い、読み応えたっぷりの記録写真集として刊行します。

「自分にできることは、何なのか。
――この撮影に関して、私は、何かしらの意見を伝えることを目的にしているのではない。ただ、現場に行くことができない人に対して判断材料を提供したいと考えている。原子力発電については、さまざまな考えがあるだろう。しかし、福島第一原子力発電所の廃炉作業については、どのような形になるにせよ解決しなければならず、今の現役世代だけでは完了できない課題であることも確かだ。そのため、できる限り多くの記録を残しておくことが大切だとも考えている。唯一、個人的に伝えたいことがあるとすれば、それは、現場には一生懸命に働いている人が大勢いるということ。それだけだ。 」
(序文より)

目次

序文
2011.03-2014.06 事故発生から本書の撮影開始まで
2014
  [構内地図/汚染水処理工程]
2015
  [遮水壁・サブドレン・地下水ドレン]
2016
  [構内の放射線防護装備/現場点景]
2017
  [原子炉の現況/廃炉工程表/廃炉技術の研究開発]

著者プロフィール

西澤 丞  (ニシザワジョウ)  (著/文 | 写真

1967年、愛知県生まれ。写真家。自動車メーカーデザイン室、撮影プロダクション勤務を経て2000年に独立。日本の工業技術・研究開発を現場目線でとらえることをテーマに写真を撮影。JAXAのイプシロンロケット開発・打ち上げ、造船所、製鉄所、大規模地下工事現場、加速器、核融合研究施設など、撮影許可が得られにくい場所での撮影を実現、写真を発表してきた。福島第一原子力発電所では2014年から撮影を行っている。著書に、『MEGA-SHIP』『鋼鉄地帯』『Build the Future』(太田出版)、『Deep Inside』(求龍堂)など、共著に『イプシロン・ザ・ロケット―新型固体燃料ロケット、誕生の瞬間』(オライリー・ジャパン)がある。http://joe-nishizawa.jp/

上記内容は本書刊行時のものです。