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知の広場 新装版 アントネッラ・アンニョリ(著/文) - みすず書房
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知の広場 新装版 (チノヒロバ) 図書館と自由 (トショカントジユウ)

社会一般
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発行:みすず書房
四六判
268ページ
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-622-08671-0   COPY
ISBN 13
9784622086710   COPY
ISBN 10h
4-622-08671-9   COPY
ISBN 10
4622086719   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0000  
0:一般 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年11月29日
最終更新日
2017年12月5日
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紹介

自宅からインターネットで情報検索ができる時代に、そして市民の3人に1人が高齢者となる社会に向かって、町の図書館はどんな場所になれるのだろうか?
司書歴30余年、数々の図書館リノベーションにたずさわってきた著者が、来館者数を大きく伸ばしたイタリアの市立〈ペーザロ図書館〉、ロンドンの移民地区に新設され人気を集める市立図書館〈アイデア・ストア〉での経験を軸に、これからの図書館が考えなくてはならないこと、実行できることを具体的に指し示す。
「屋根のある広場」のような図書館には、自然と市民が集まってくる!
口絵(カラー4頁、モノクロ8頁)では、世界的に評判の高い公共図書館のインテリアを写真で紹介。

目次

日本のみなさんへ
はじめに

〈第 I 部 図書館と町〉
第1章  ここ30年間の状況
第2章  2010‐2030年とはどのような時代か
第3章  広場、ベンチ、図書館

〈第 II 部 小さなことに宿る神〉
第4章  ロンドンとペーザロ
第5章  スーパーマーケットから学ぶ
第6章  案内標識を撤去する
第7章  邪魔な装備を取り払う
第8章  適した場所を見つける
第9章  ちょうどいい椅子を見つける
第10章 フレキシブルな図書館に
第11章 スカンピーアでムナーリを読む

むすび
17の忘れてはならないポイント


参考文献
謝辞
解説――公共図書館を知の広場にするために(柳与志夫)

著者プロフィール

アントネッラ・アンニョリ  (アントネッラアンニョリ)  (著/文

ボローニャ在住。1977年ヴェネツィアの地方都市スピネアに子どものための図書館を開館させ、2000年まで館長を務める。2001年には、ペーザロ市の新しい図書館〈サン・ジョヴァンニ〉の館長としてその計画・実現にたずさわる。2009年からは、図書館計画のアドバイザーとして、ボローニャ〈サラ・ボルサ〉、グッビオ〈スペレッリアーナ〉、フィレンツェ〈オブラーテ〉、ピサ、チニゼッロ・バルサモなど、数多くの図書館と協働しており、ロンドンの〈アイデア・ストア〉では子ども部門を担当した。著書に『知の広場――図書館と自由』(ラテルツァ、2009年/邦訳みすず書房、2011年)『拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう』(ビブリオグラフィカ、2011年・2014年/邦訳みすず書房、2016年)。その他、図書館専門誌『今日の図書館(Biblioteca Oggi)』をはじめ、新聞『イル・マニフェスト』『ラ・レプッブリカ』、雑誌『アルファベータ 2』『イル・ムリーノ』へも寄稿している。

萱野有美  (カヤノユウミ)  (翻訳

1975年千葉県に生まれる。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(イタリア語)卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。訳書に、ムナーリ『ファンタジア』(2006)『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』(2006)『モノからモノが生まれる』(2007)『芸術家とデザイナー』(2008)、アンニョリ『知の広場――図書館と自由』(2011)『拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう』(2016)、ギッリ『写真講義』(2014、以上すべてみすず書房)。

柳与志夫  (ヤナギヨシオ)  (解説

1954年大阪府生まれ。1979年慶應義塾大学文学部卒業。同年、国立国会図書館入館。2004年9月から2008年3月まで東京都千代田区へ出向、教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長等を経て、現在、国立国会図書館調査及び立法考査局主幹。専攻は図書館経営論、文化資源政策論。主な著書に『図書館経営論』(学文社、2007年)『知識の経営と図書館』(勁草書房、2009)『千代田図書館とは何か』(ポット出版、2010)など。

上記内容は本書刊行時のものです。