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アイリーン・グレイ ピーター・アダム (著/文) - みすず書房
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アイリーン・グレイ (アイリーングレイ) 建築家・デザイナー 【新版】 (ケンチクカデザイナー)

芸術
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発行:みすず書房
A5判
336ページ
定価 5,400円+税
ISBN
978-4-622-08666-6   COPY
ISBN 13
9784622086666   COPY
ISBN 10h
4-622-08666-2   COPY
ISBN 10
4622086662   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年10月20日
最終更新日
2017年10月28日
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紹介

「家は住むための機械ではない。人間にとっての殻であり、延長であり、解放であり、精神的な発散である。外見上調和がとれているというだけではなく、全体としての構成、個々の作業がひとつにあわさって、もっとも深い意味でその建物を人間的にするのである」(アイリーン・グレイ)
「あなたの家で過ごした二日の間に、その家の内外のすべての構造に指令を出している、類い稀な魂を称賛する機会をもつことができてとてもしあわせです。モノトーンな家具とその設営ぶりにこれほどの風格と魅力、機知に富んだ形をあたえているのはその類い稀な魂なのです」(ル・コルビュジエ)

1910年代半ばには日本人漆職人・菅原精造との共同作業を結実させて先端デザイナーとして脚光を浴び、1920年代にはル・コルビュジエも称賛――どころか異様なまでに執着しつづけることになるモダニズム住宅の粋「E1027」を完成させたアイルランド人女性。アーティストとしての気質を貫きながら「建築」を模索しつづけたその生涯を、晩年に交流したイギリス人映画プロデューサーが豊富な図版を駆使して綴った初の本格評伝。

目次

はじめに

少女のころ
学生時代
パリへ
プロフェッショナルの生活
漆礼賛
第一次世界大戦
一九二〇年代へ――ロタ通り
店の経営――ジャン・デゼール
モンテカルロとその先
ジャン・バドヴィッチ
ターニングポイント
建築をめざして
E1027
建築家としての生活
自分のための家――タンプ・ア・ペア
人々のための建築
第二次世界大戦
新たな出発
最後の家――ルウ・ペルー
遅れてきた栄誉

エピローグ

訳者あとがき
参考文献
索引

著者プロフィール

ピーター・アダム   (ピーター アダム )  (著/文

1929年、ベルリン生まれ。イギリスの映画プロデューサー。BBCでは22年間エグゼクティブ・プロデューサーを務め、ローレンス・ダレル、クルト・ヴァイル、ジョージ・ガーシュウィンほかをめぐる100本以上のドキュメンタリーを制作。1985年、リヒャルト・シュトラウスをとりあげた番組でヒューストン映画祭ベスト長編ドキュメンタリー賞、1989年、「第三帝国の芸術」にて英国アカデミー賞受賞。著書Eileen Gray: Architect / Designer, Harry N. Adams, 1987(『アイリーン・グレイ――建築家・デザイナー』[新版]小池一子訳、みすず書房), Art of the Third Reich, Harry N. Adams, 1992, Not Drowning, But Waving: An Autobiography, Andre Deutsch Ltd,1995, David Hockney, Absolute Press, 1997ほか。

小池一子  (コイケカズコ)  (翻訳

1936年生まれ。早稲田大学文学部卒業。クリエイティヴ・ディレクター、十和田市現代美術館館長、武蔵野美術大学名誉教授、「無印良品」創業以来アドヴァイザリー・ボード。1983-2000年、日本初のオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」を創設・主宰し、大竹伸朗、森村泰昌、杉本博司、内藤礼の個展などを開催。1975年、「現代衣服の源流展」(京都国立近代美術館)、2000年、ヴェニス・ビエンナーレ国際建築展・日本館「少女都市」企画・監修。2004-05年、武蔵野美術大学美術資料図書館、および鹿児島県霧島アートの森「衣服の領域 On Conceptual Clothing――概念としての衣服」展、2012年、21_21 DESIGN SIGHT(ミッドタウン)「田中一光とデザインの前後左右」ほか公私立の美術館への企画参加多数。編著書『三宅一生の発想と展開 ISSEY MIYAKE East Meets West』(平凡社1978)、『空間のアウラ』(白水社1993)、『Fashion 多面体としてのファッション』(武蔵野美術大学出版局2004)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。